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大型店のやらないこと
やれないことをするのが専門店
フルーツアドバイザーが、お客さまの健康づくりのお手伝い
大坪 徹也(右)/ 関  将宏(左) 記事更新日.06.11.08
フルーツアドバイザー
■お店紹介
店 名(事業所名)/ (株)サンフルーツ大坪
主力商品/果物・加工食品販売
代表者/大坪徹也  会長・大坪満男
本 社/名古屋市港区錦町17-23
TEL/052-381-8779 FAX/052-381-8782
E−mail/sunfruit-otsubo@w8.dion.ne.jp
スタッフ数/8人+2人(パート)
創 業/昭和35年9月7日
店舗数/2店舗(ユニー 一宮店・岩倉店)
印刷用ページ
果物は美味しい、不味いがハッキリしているだけに専門店として 食べ方の提案や情報発信など 独自性を打ち出さなければ生き残れない。 果物一筋、独自の努力と確固たる目標をもって商いに取り組んでいる。
■くだもの店をはじめたきっかけは
昭和28年、「1年遅く生まれたと思って小僧に行け」という母親の厳しい愛情と言葉を背に、16歳で故郷の新潟から名古屋の果実店へ丁稚奉公に。

以来、商いの道、人間としての道など多くのことを学びました。家を出るときに「トタン屋根でもいい、間口1mの店でもいい、店を持たない限り家には戻らない、店を持って親孝行したい」強い信念を持ち続け、7年後(昭和35年)夢がかない独立。

平成14年、親の背中を見て育った後継者、長男・徹也に経営をバトンタッチしました。

■商人としての生き方、座右の銘
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自然の恵みへの憧憬
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給料は、お客さまからいただくもの
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お客さま、仕入れ先、生産者、当店のスタッフが満足する経営
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おかげさまと感謝の心を大切に
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苦難の道程半世紀、峠に立てば人の情、父母の教え今に生きる
■繁盛店づくりの基本
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大型店のやらない、やれないことをする。
量を売る時代は過ぎました。価格は大型店より高いかもしれない。だが、品質はどこにも負けないし、鮮度の良さ、美味しさ、安全性を追求しているのが特徴です。
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果物は良い物と悪いものがハッキリしているだけに、専門店としての確固たる目標をもって邁進する信念が大切と思っています。
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最近のお客さまは素材を見る目が確かで、良く吟味して買われます。お客さまに満足していただくために、果実や食物のことを勉強し、生産者をはじめ、さまざまな人間関係の大切さを学んでいます。
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あたりまえを大切に…専門店で大事なことは、品質、価格、接客、情報提供と考えています。美味しくて、安心して召し上がっていただく。そして、心地よい接客が大事。このどれが欠けても商売はできない。これらを徹底するのが使命です。
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ジャム、シロップ漬け、はちみつなど、フルーツ関連商品も他店にないものを扱っています。
■お客さまの信頼を得るためにしていること
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自然の恵み、太陽の贈り物である果実の素晴らしさをお伝えするために相談、会話を大切にし、商品ひとつひとつの食べ頃、食べ方や、生産者の詳しい情報を伝えています。
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売り場にメリハリを付け、お買得品、進物用品、高級果実と3段構えで訴求しています。旬鮮季節のコーナー、お買い得品を盛り込んだバケツ販売など、買いたいものがすぐ判るよう演出しています。
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贈答品の付加価値づくりは、贈る人、贈られる人どちらにも喜ばれるよう多様なアレンジ、容器、包装紙、ラッピングにとセンスと感性をウリにしています。
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ジューススタンドを併設し、完熟した美味しい果実をフルーツジュースにして憩いの場を提供し、アンテナショップの役割とロスの排除にも役立てています。

果物を売るだけではなく、
果物に関する情報の提供にも積極的に取り組んでいる

多彩なアレンジで、見ているだけでも楽しい 贈答品の陳列

旬の美味しいフルーツジュースが味わえるスタンド

■人の使い方と育て方
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お客さまの不満、苦情を素直に受止め、店舗運営の改善、顧客満足実践など課題を解消するスタッフのミーティングを定期的に行い、情報の共有を欠かしません。
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ショッピングセンター内スーパーの直営売り場との明確な差別化に取り組んでいます。
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2006年、食品に関する豊富な知識に基づき、地域における食品小売業の模範的機能を果たしている事業者として、(財)食品流通構造改善促進機構の「匠の店」の認定を受け、店舗の見学や研修を受け入れています。
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果物好きな人を育てるために、産地視察、試食とさまざまな体験をさせ、現在2名が“フルーツアドバイザー(果物博士)”の資格を持っています。
株式会社ブレーンプランニング代表取締役。
マーケティングプランナー、コンサルタント。 業務改革、経営指導の他、都市再開発、商業施設計画、中心市街地活性化等に関する企画、指導を行っている。
●安全で美味しい食にこだわる 消費者をITで取り込む!
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食品トレーサビリテイ(生産履歴の追跡)で、付加価値を高める方向へ
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安全性や品質の高さを携帯で確認、目で見える情報開示の時代
「トレースシステム」例
 A.ロットごとにID(識別)番号を入力し、携帯やパソコンで生産者、 生産地、肥料、栄養素の含有量「おいしさ指標」が分かる
B.調理方法などの相談も受けるなど、消費者との意見交換もサイトで行う
●サンフルーツ大坪の価値創造を
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多少高くても美味しくて、安全な食品を食べたい  
高い意識レベルを持つ人に的を絞るのも一つの戦略
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<旬・真土不二・地産地消>もキーワード
素材だけでなく、食に関する商品をトータルに提供する動き
「食のトータルサプライヤー」を目指す
●生活提案をふまえた販売戦略
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少子、高齢化はフォローの風! 健康食として注目?  
健康、食べ方、利用法などの提案を!
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顧客との会話、接触、交流も戦略!!  
顧客の期待に適切にこたえる「顧客満足づくりと売る側の満足づくり」
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特産品と名産品 やはり工夫がキメ手!!
●食品宅配サービスは、拡大する
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市場は5年間で27%拡大 2兆5千億円規模
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高齢者向け市場が急拡大
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食品宅配市場は、生産者にとっても重要な販売ルートである
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