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  トップ > 企業ルポ あいちの製品Products Appeal > 「かみかみセンサー」
噛むのが楽しくなる!「かみかみセンサー」
記事更新日.09.08.03
日陶科学株式会社
【問い合わせ先】
日陶科学株式会社
名古屋市東区徳川二丁目18番3号
TEL052-935-8976
HP  http://www.nittokagaku.com/
印刷用ページ
しっかり「噛む」ことは、頭の働きを良くします。でも日常では、意識せずに食べている人が多いことでしょう。一食あたり、自分がどのくらい噛んでいるか、数えるのは大変です。
「かみかみセンサー」は、噛んだ回数をカウントできるそしゃく計です。食事にかかる時間もカウントできます。
(財)あいち産業振興機構の事業可能性評価委員会(平成20年度で事業終了※)でA評価となったこの「かみかみセンサー」、これだけの低価格で提供しているところは他にありません。日陶科学株式会社 代表取締役社長 山田光彦氏に、お話を伺いました。
Q : 
噛んだ回数をカウントするとのことですが、話すときもあごは動きます。区別がつくのですか?
A :  話すときと食べるときでは、あごの動きが違います。この機械はセンサーでカウントしますが、あごから1センチくらい離してセンサーを付ければ、話すときには触らず、食べるときだけ触るようにできます。
この「かみかみセンサー」、もともとは教育現場から生まれたそうです。長野県の養護教諭、安富和子先生が、子供たちに「噛む」ことの重要性を伝えたい、子供たちの噛む回数をカウントしたいと考え、思いついたそうです。そして、同県の工業高校の高田直人先生に頼んで製作してもらったものが原型です。
Q : 
長野県と愛知県で離れているのに、どこで日陶科学鰍ウんと結びつくのですか?
A :  安富先生が製品化してくれる業者を探していました。日陶科学鰍フ代理店をやっている会社が小学校に出入りしていて、そこからうちに話が来たのです。山田社長なら、面白がるだろうということでね。
Q : 
安富先生から話を聞いたとき、これはいけると思われましたか?
A :  最初は正直に言って、売れないと思いました。でも、安富先生があまりに熱心なので、この先生となら、すぐには売れなくても、最後まで頑張って成功できるだろうと思ったのです。
子供たちに楽しんで使ってもらえるよう、いろいろ工夫されています。
始まる前にメロディが流れ、30回で電子音が流れ、千回でメロディが流れます。(一口30回噛むこと、一食で千回以上噛むことが推奨されています。)
機械の形も、いろいろ作って子供たちに見てもらい、魚の形が選ばれました。
試作品を作っては、安富先生の学校で試してもらい、工夫を重ねていったそうです。
Q : 
市場に出す前に、試してもらう機会がたくさんあったわけですね?
A :  最初はカチューシャのようなタイプで試作しました。数人くらいで試すとうまくいくのですが、たくさんの子供に試してもらうと、使えない子が出てきました。頭やあごの大きさや形は子供によって異なりますし、髪の長い子は使いづらいという意見もあって…。
調節も最初はネジでしていたのですが、子供が自分でセット出来なければ現場では使いにくい、と安富先生に言われましてね。たくさんの子供に対して、いちいち教師が調整して回れないと…。それで、メガネをかけるようにして使えるタイプにしようと思い、鯖江で型を作ってもらいました。部品ごとに型がいくつも必要なので、それを作ってもらうだけで2年くらいかかりました。当然、低価格にできるように、型を作る段階で工夫しています。
Q : 
センサーもいろいろ考えられたそうですね?
A :  最初は照明などで良く使われているタッチセンサーにしようと思いました。しかし専門家に聞いたところ、あれは機械に電気が走るため、子供が使うものには向かないと言われました。タッチセンサーだとワンタッチできれいにカウントできたのですがね…。最終的にはキーボードに使われているセンサーを採用しました。
Q : 
子供たちは学校で喜んで使うそうですね。
A :  安富先生の学校では、自分の順番を楽しみに待っているそうです。「噛む」ことを意識するのでそしゃく回数も増え、脳も活性化するし食べ過ぎも防ぐので、もっと学校に普及できるといいのですが…。社団法人学校歯科医師会の推薦もいただいているのですが、やはり一業者の製品ということで参入には壁がありますね…。
Q : 
さきほど試して思いましたが、大人からすると「かけている」感じがしてちょっと違和感があります…
A :  子供にとっては、「かけている」と分かった方がいいようです。その方が良く噛むというのが安富先生の意見でした。 ただ、一般向けには、骨伝導でカウントできるものなど、もっと違和感のないものの方が使いやすいという意見を歯医者さんなどからいただいています。噛むことは認知症やメタボ対策などにも効果があるので、一般向けの開発も進めていく予定です。
Q : 
どんな改良を考えていますか?
A :  たまごっちのようなカウント数で成長したり話が進んでいったりするようなゲームを付けると、面白いかなと…。ただ、ソフトも価格が高いので、採算が合うかどうか…。一般向けにはもっとコンパクト化を図り、価格も下げたいと思っています。
Q : 
あいち産業振興機構の事業可能性評価委員会で、A評価を取られたことについては、どう思われますか?
A :  Aという評価をしていただいたことは嬉しかったです。ただ、ちょっと甘いかなという気もしました。自分としては、この製品にはまだまだ改良の余地があり、満足していません。新製品はもっともっと尽くさないと、モノにはならないと思っています。そういう点では、まだこれからです。
「かみかみセンサー」の詳細はこちらから

(注※)ビジネスプランの事業化を支援する事業として、平成21年度からは有望ビジネス事業化サポート事業がスタートしました。
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