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無かったので自分で作りました
株式会社エムズグリーン

記事更新日.11.12.01

■問合せ先
株式会社エムズグリーン
名古屋市中川区乗越町2-41
電話 052-361-8366 FAX 052-361-8360
HP http://www.mzgreen.co.jp/
印刷用ページ

自らの不満を解消することを考えたら製品に行き着いた。本当にあったらいいな、これを実現した製品紹介です。昭和30年代生まれの方なら共感を呼ぶ楽器があります。それはギターです。誰でも一度は手にした経験があり、弾けるようになると今度はエレキギターへと興味を湧き立てます。
エレキギターは音を変化させるために「エフェクター」を使いますが、この運搬やセッティングに誰もが悩んでいます。ちなみにエフェクターとはエレキギターの音色を変化させたり、効果を足したりして豊かな表現をもたらせてくれる道具で、エレキギターでの表現の幅をより広げることができるツールです。(ベンチャーズのテケテケテケのフレーズを思い出してください。エフェクターを使ったエレキ独特の音です。)

◆不便・不満が製品開発のきっかけ
 

若いころに夢中になっていたこと、出来なかったことを再び始める「大人の時間」を誰でも持ちたくなります。特にスポーツ、音楽にはその傾向が強いと思います。今回の製品開発者も中学時代〜20代までエレキギターに熱中していました。その後、仕事が忙しくなりギターを手にすることがなくなりました。しかし、40代になって再びエレキギターを手にしたとき不便を痛感しました。
最初は一台でセッティングできる「マルチエフェクター」を使っていましたが音に納得できない。そのため、マルチエフェクターと単独エフェクターを使って気に入った音を出しました。電気を使うため配線も必要です。また、演奏中に操作をすることもあります。その前にエフェクターをしっかり固定する必要があります。他方、セッティングに時間を要して、貴重な練習時間やリハーサル時間が少なくなってしまう不満もありました。Webを含めてどこを探してもエフェクターを固定する器具はありませんでした。だったら自分で作ろう! 3年前、これが始まりです。

 
エムズトレイ展示棚エムズトレイ製品
◆絵コンテから試作品へ
 

製品開発者は、株式会社エムズグリーンの代表取締役社長であると同時に株式会社みづほ合成工業所の代表取締役社長でもあります。そのため自分で作ろうが可能になりました。
株式会社みづほ合成工業所は、プラスチック部品、製品の設計、量産FRP製品の生産その周辺の部品(鉄、非鉄金属、電線等)の設計、仕入れ、調達を行っています。そのため、フリーハンドで書かれたものから2次元の図面、他の3D-CADデータ等を豊富な実績で試作、量産へのデータに変換する技術を保有しています。だから絵コンテから試作品まではスムーズに進みました。

◆3.11 東日本大震災が契機となる

 

株式会社みづほ合成工業所は、高電圧用電機ターミナル台、電機制御盤用開閉器も扱うため東京電力と取引もあります。しかし、大震災後はその受注が大きく減少する事態に陥りました。そのため、少しでも工場を稼働させるためエフェクターを固定する器具の開発に拍車を掛けました。
株式会社みづほ工業所の今期方針は3つありました。「新製品開発」「金型の内製化」「原材料の開発」です。震災により開発までの予定が、「株式会社エムズグリーン」を通じて販売まで漕ぎ着けました。その前に多くの試行錯誤を繰り返しています。エフェクターが乗るだけのトレイ(皿)、固定するゴムを掛ける場所、メーカーごとに形が異なるための対処方法などです。そしてMzTrayの完成に至りました。

 
エムズトレイ製品改良の変遷
◆発想の転換
 

ギター仲間や地元のミュージシャンからMzTrayにはまることができないエフェクターの対処が求められました。メーカーごとに形状のことなるエフェクターをピッタリサイズで受け止めるトレイ(皿)を如何にして作るか? 中心でクロスした器具を使って四方に収縮する皿を考えるが、構造が複雑なり、単価も上がってしまう。皿を4つに切って眺めているとレールでつなげれば可能になると浮かんできました。これなら異なる形状でもピッタリ当てはまります。震災で稼働率が下がった工場を製品開発にて一気に発売までのエネルギーに変える原動力になりました。

 
エムズブラケットエムズブラケット拡大写真

◆2011.11.3 〜11.6 2011楽器フェスタへ出展

 

業界の方もそうでない方も参加できる2年に一度開催される国内最大級の楽器イベントです。毎回4日間で約25,000人が集まります。1993年から始まり今年で10回目(20年目)でもあります。
 今回、株式会社エムズグリーンはこのフェスタに出展して大成功を収めました。来場者の約1割の入場者と接することができました。(準備したパンフ1,800枚がブースからなくなりました。プラスパンフなしでの説明を加味)

 欲しかった! 探していた! カラフル! レゴみたい! これだよ、これ!など反響を肌で感じました。
 
2011楽器フェアポスター2011楽器フェア出展風景
◆製品コンセプト
 

@低単価
低単価で購入できること(5,000円〜10,000円)とは、アマチュアミュージシャンが購入できる価格帯を想定したらです。1つのエフェクターで1,000前後、おおよそ5つは使用するため少なくとも5,000円になります。

A組合せが自由にできる
エフェクターごとにジャックの位置や高さが異なります。そのため、軽くて組合せが自由なことが求められます。しかも横との組み合わせだけでなく、高低差の組合せが自由にできる必要があります。

Bネットで販売できる
ニッチな製品です。楽器店等へ卸売する製品ではありません。OEM供給も想定していません。なぜなら値崩れを起こすことを一番心配しています。音楽市場は国内に限りません。アメリカはもちろん(エレキギターの市場は日本の5倍)、中国も視野に入れています。そのため国際特許も申請しています。

Cオリジナルブランド

  株式会社みづほ合成工業所の製品とMzTray、MzBracketは製品イメージが大きくことなります。そのため、ブランドイメージを確立するためにも会社を別にしました。Mizuho(みずほ)のMとみづほ合成工業所のカラーが緑色からGreenからエムズグリーンと会社名を記し、製品をMzTray、MzBracketになりました。
◆媒体を上手く利用する
 

@フェイスブックの活用
フェイスブックにアップして「いいね!」を頂くとともに、ユーチューブ動画へアクセスできます。エレキギターを持った人がきれいにセットされたエフェクターの横で演奏している動画です。
(エムズグリーンへのリンクを貼っている専門楽器店も一部ですが出てきています。)

http://www.mzgreen.co.jp/       株式会社エムズグリーン
http://www.mizuho-go.co.jp/      株式会社みづほ合成工業所
http://ja-jp.facebook.com/mzgreen.jp  フェイスブック

A雑誌の紹介記事
Player 2012年1月号(2011年12月発売)に紹介記事が載ります。前項で紹介した2011楽器フェスタに出展したときの記事です。

B楽器店に展示販売
イシバシ楽器名古屋栄店(名古屋市中区栄3-4-5スカイル9F)にて、MzTray、MzBracketを展示販売します。期間は2011年12月〜2012年1月です。

 
後藤敏公社長
 

 


取材・文 YAビジネスサポート 杉本 安行

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