◆注文から改良が生まれる |
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ニッチな製品のため大々的に広告していません。犬のトイレで悩んでいる方がネット検索でこの製品に巡り合います。いざ、注文をしようと「注文」「購入」のクリックボタンを探すがありません。そのため、メールによる問い合わせが始まります。
なぜ「注文」「購入」ボタンがないのか? それはお客様に納得して購入頂きたいこと、お客様との会話から多くのニーズと改良ヒントを頂きたいからです。
「上フタ」と「トレイ」の二重構造で作って欲しい、額縁みたいに周りに囲いを設けて欲しい、購入した後、犬が器用に「上フタ」を外すため何とかして欲しい等から製品が生まれました。 |
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◆現地・現物の考え |
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時間の許す限り、愛知・三重・岐阜県と大阪府は、現物を持参して訪問します。実際に現物を見て納得、実際に犬がこの「ステンレストイレ」で用をたすのか確認して納得、会話から「トイレの悩み相談」の話ができて納得、最後に改良等のヒントを得て丹羽社長が納得します。また、訪問することからブログに掲載する許可も取りやすくなります。合わせて写真撮影もできます。 |
◆ハード面とソフト面 |
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現地・現物によりお客様に納得いただく製品を作り込むことが出来ます。他方、犬のトイレ相談から製品に付加価値を刷り込むことができます。困っていることを的確にアドバイスできる仕掛けは、過去の購入者とのつながりです。必要なら電話をいったん切って、過去の購入者から新たな情報を入手して再度電話します。製品作りのハード面と安心作りのソフト面が上手く融合しています。
これまでの購入顧客のデータベース化をパソコンで行っています。しかし、紙ベースでそれらをファイルしています。問い合わせがあれば直ぐに探すことができます。また、以前にそのサイズを特注で製作したことがあるかどうかをすぐに判断できるなど、紙ベースのファイルも顧客満足を高めています。 |
◆エピソード |
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丹羽社長の愛犬家の弟(社員)が自分のために「犬のトイレ」を作ったのが始まりです。
そして、「いたずら防止プレート」は犬友達の声から生まれました。最初は周りがギザギザで、ただ穴の開いた1枚のステンレス板でした。しかし、ケガをする危険もあるため改良しました。その後、徐々に認知され、製品として市場に投入しました。驚くことに丹羽社長は犬を飼っていません。飼っていないから先入観を持たず、人の話を聴くことができると納得しました。 |
●飼っている犬が1頭でも6つのトイレ |
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ゲージの中に入れたい、穴の数を変更したい等、飼っている犬が1頭でも6つのトイレを購入されました。お住まい以外の場所(例:娘の家等)でも「ステンレストイレ」を設置したいニーズがあったと思います。このようなユーザーさまが口コミの源となっています。 |
●また愛情が湧いてきました |
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夫婦共働き、子供が3人、そしてペットのワンちゃん。帰宅してから子供の世話でも大変なのに、毎日ワンちゃんのトイレまで…。可愛いワンちゃんが嫌いになりました。
しかし、このステンレス製「犬のトイレ」を購入してからトイレの負担が減り、また愛情が湧いてきました。このFAX頂いたときは、嬉しくて飛び上がりました。 |
●取材中も製品改良の議論 |
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犬がステンレス板の真ん中で用をたさない。如何にして真ん中を認識させるのか? 色を塗れば、剥がれ落ちてなめたら大変、凹凸を付ければコストと手間が増える。真ん中だけ穴の大きさを小さくすれば、認識が可能になり解決すかもしれない。このように取材中も製品改良の議論するほど、製品に愛着を持っています。 |