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瓦とレンガの融合
記事更新日16.03

代表取締役      樅山明生

【問い合わせ先】
山六瓦工業株式会社
碧南市新道町2丁目16番地 
TEL 0566-41-1078・FAX 0566-41-1081
HP http://ibushi-gin.com/new/
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今回は瓦とレンガが融合した「あいちの製品紹介」です。 山六瓦工業株式会社は東京オリンピック開催の2か月前(1964年 昭和39年8月)に設立され、三州瓦産地の碧南市内に工場を構え、白地製造を行っています。この度、多数のご縁をいただき、瓦の新しい形に関わることができました。

「いぶし瓦」ならではの特長を活かした、伝統の色合いと立体的なデザインの融合による新しい形の焼き物です。難しい形に挑戦し、素材の色を引き出した製品です。


  


■ いぶし

加熱焼成された1100℃の粘土素地温度を少し下げて密閉します。窯の中は無酸素状態に密閉され、その中で煙をまん延し「いぶす」状態になります。(「燻化」という工程)
いぶしたことにより逃げ場の無くなった炭素は多孔質の粘土素地全体に浸透して蒸着します。そして、瓦の表面が炭素の被膜に覆われます。炭素は瓦の中まで浸透し、瓦全体が銀いぶし色になるのです。

子供の頃、朝日を浴びて瓦がキラキラ光る眩しさ、夕日を受けて瓦が玉虫色に映る不思議さの一つにこの「いぶし瓦」が関係していたことを今回の取材で発見しました。


■ 三州

三州とは、愛知県西三河地方の旧国名「三河」を意味する「三州」を指します。現在の三州瓦の主要産地は高浜市、碧南市、半田市です。三州は、江戸時代から日本の瓦の三大産地(三州、石州、淡路)のひとつとして知られています。瓦産業は、大都市の発展とともに栄えてきたといってよく、中でも三州は、重量物運搬に適した海運の便にめぐまれ、世界でも有数の大都市であった江戸に販路を求めるなどして発展し、今では日本最高の瓦生産量を誇っています。

瓦web 愛知県陶器瓦工業組合公式サイト

黒いぶしの色に焼成され完成した壁面は、重厚感がありながらもスタイリッシュな外観です。この壁面の瓦レンガの成形を担当しました。


  


日本橋 老舗和紙舗 株式会社榛原 様】
〒103-0027 東京都中央区日本橋2丁目7−1 東京 日本橋 タワー


■ ご縁とは

直線によるへこみのある立体的なデザインのレンガはできないか。

煉瓦会社様から依頼を受けて、鬼瓦に代表されるように立体的な形を作ることが得意な瓦の成形技術を応用することになりました。

立体的な形を作るには金型の工夫にポイントがあります。

煉瓦用の粘土、工夫を凝らした金型、瓦職人の成形技術、いぶし窯による焼成、これらの仕事が1つの縁でつながり、それぞれの良さを発揮し合い、今回の新しい壁材ができあがりました。

  


■ 直線が難しい理由

粘土には水分があります。また、粘土そのものに重さもあります。製造中の粘土温度はひと肌で水分を多く含んでいます。時間の経過とともに粘土自身の重さで直線が曲線に変わることがあること。また、裏側が空洞なため、乾燥工程で四方の角に亀裂が入ったり、全体にねじれが生じてしまうこともあります。適度な厚みも試行錯誤の連続でした。


■ 直線のデザイン
  

瓦レンガは直線のデザインで構成されていること、そして一般のレンガより一回り大きいことが写真から理解できます。


■ ハンドメイド

依頼を受けて製造した瓦レンガは一つひとつ手作業でプレスします。この機械に金型をセットして職人が手作業で成形します。


    


■ デザインの募集

今回の経験により、瓦成形の技術で新しい形の製品を作り出すことができると可能性を感じることができました。

そこで山六瓦工業株式会社では「IBUSHIGIN」という名前をつけ、瓦の伝統の技法、技術を活かしながら新しいデザイン・新しい形の成形に取り組んでいこうと考えています。

瓦のプレス成形の技術は、凹凸のある立体的な形を成形することができます。 モダンな洋風建築に合う斬新なデザインでも、伝統の色合いいぶし銀は、様々な表情をみせることと思います。

今までなかった、新しい形をIBUSHIGINでつくりませんか。 IBUSHIGINは立体的なデザインによる新しい形を募集しています。

IBUSHIGIN(山六瓦工業株式会社)


 

取材・文 YA(ワイエイ)ビジネスサポート 杉本 安行

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