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スキルを証明するためのPC系の資格
伊藤吉樹 記事更新日.08.04.01
藤吉PC工房
■問合せ先
藤吉PC工房
〒486-0849 愛知県春日井市八田町6−18−2 レジデンス上八田305
TEL-FAX:0568-56-2885
http://homepage2.nifty.com/fujiyoshipc/
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1. スキルレベルの証明書
パソコンさえあれば独立・開業できるPC系の業務での独立・開業は、商品販売店舗を開店よりずっと開業に伴う設備投資を低く抑えることが可能です。
私自身その形態で2000年から7年半ほどのフリーランス家業を継続しています。
自宅や小さなオフィスで自営業を運営している業者のことをSOHOと呼びますが、

『日本SOHOセンター』
http://www.sohocenter.org/
というSOHOの団体の理事の一員を、私は5年以上勤めさせて頂いたりもしています。

小額でも設備投資は必要です。
まずはハードウエア。アプリケーションにも投資しなくてはいけません。業種にもよりますが、各種周辺機器もそろえる必要があります。

ハードとソフトをそろえれば仕事が得られるでしょうか?
残念ながらそれだけでは暮らしを支えるだけの仕事は得られないでしょう。
大切なことは仕事を確保する営業力、人脈、そして何よりも業務遂行のためのスキルが必要になります。

スキルを証明するための本道は「実績」「経験」「作品」などでしょう。

そして一方に、第三者機関がスキルレベルを証明してくれる証明書、つまり資格試験合格証書があります。
2.  資格って役に立つの?
「資格なんて何の役にも立たないよ」と資格に対して批判的な意見を言う人もいます。
実際、資格は役に立つのでしょうか?

それは、その人次第だというのが私の意見です。

実力や実績、経験や作品群などのスキルが確立していれば資格は必要ではないかもしれません。
しかし、誰しも未経験者からスタートしているのです。最初のきっかけをつかむために、努力の証明書を利用することは、有意義なことだと思います。
3. 誰が資格を必要としているのか

誰が「資格試験合格証書」を必要としているのでしょう。

3−1. 学生さん
まずは、学生さんです。最近では、中学校、高校、専門学校、大学それぞれに「資格試験対策講座」が好まれる傾向があります。
私自身、今年も大学と専門学校、職業訓練校で教えさせて頂く予定ですが、講座の多くは「資格試験対策講座」です。
学生さんは、多数の資格試験を取得して、企業と採用の交渉する方が増えてきたようですし、保護者の方々にも「資格」はわかりやすいので好まれます。
3−2. 転職希望者
異業種からの転職は、それまでの経験や実績を直接活かせず不利な面があります。
同業種内転職でも、スキルの証明ができれば有利な交渉ができるかもしれません。
「資格試験合格証書」という判断材料を準備しておくのも有効な方法論でしょう。
3−3. 企業勤務者・公務員
大きな組織ほど、放置すれば「ぶらさがって楽をしよう」という人が増える傾向があります。
社内の学習意欲を高めるため、人事考課の判断材料にと、資格制度を利用する企業さんも増えています。
企業向けの「資格試験対策講座」も、何度かおこなってまいりました。
3−4. 企業採用者
採用する側はどうでしょう。資格所有イコール採用ということは考えにくいです。それは判断材料のひとつで、あくまで総合判断で採用決定するのは当然でしょう。
しかし、資格取得は「努力家」「まじめ」といった好印象を与えるはずです。
採用担当者は神様ではないので、仕事の出来不出来、将来の貢献度などを読むことは不可能です。「資格」というわかりやすい判断基準は、採用側にとっても便利なものです。
3−5. 資格マニア
合格の達成感からさまざまな資格試験に挑戦し、たくさんの資格を取得している人がいます。
資格を業務に活かすのではなく、合格することのみを目標にしている人を「資格マニア」と呼びます。
私も、30歳を越してから資格試験を受験し始め、たくさんの資格を取得してまいりました。
私の場合「資格試験対策講座」という業務をおこなうために取得した資格が多いので、自分では活かしていると考えてはいます。
4.  PC系資格の種類
記事のボリュームもあり、PC系の試験の全容を紹介するのは無理なので、一般的なPC系の資格に絞りますが、国家試験系と資格試験運営企業系とベンダー系に区分分けをしてご案内してみましょう。
試験の詳細は、それぞれのWebサイトをご確認下さい。
4−1. 国家試験系
国家試験系のPC系資格試験としては、

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/
が運営している、コンピューターの全般知識を問う「初級システム・アドミニストレータ」や、システム開発の基本基準の「基本情報技術者」などの各種試験があります。

グラフィック関連では、

CG−ARTS協会
http://www.cgarts.or.jp/
のように、以前から文部科学省と密着して、全国レベルで「CGエンジニア検定」「マルチメディア検定」といった資格試験をおこなっている団体もあります。 ちなみ私は、ご縁があってCG−ARTS協会の協会委員をさせて頂いており、各種教育機関でCG−ARTS協会の試験対策講座を承っています。

これの国家試験系の特徴として、ベンダー系の試験より費用が安い反面、年2回と試験日が固定されており、受験日の融通が利かない不便な点があげられます。
4−2. 資格試験運営企業系
次に、資格試験制度を運営する団体によっておこなわれている試験制度です。

P検と呼ばれる、パソコン検定試験も知名度の高い試験です。

パソコン検定協会
http://www.pken.com/top.html
コンピュータ知識全般を出題し、タイピングの速度を測定するなど、実践的な内容になっています。3級レベルを中心に、各種教育機関、パソコン教室などで実施されたりします。

NTTコミュニケーションズが運営している インターネット検定「.com Master(ドットコムマスター)」
http://biz.ocn.ne.jp/master/index.html
も受験者の多い試験です。NTTグループの社員教育に活用されることの多い試験です。
「インターネット検定」という名称から、Webの知識を問う内容を連想しますが、ネットワークの基本知識が主な内容です。

サーティファイという団体も、多分野で試験制度を運営しています。

サーティファイ
http://sikaku.gr.jp/
Office系のアプリや画像処理ソフトの試験をおこなう一方で、情報処理系の試験や、Webの知識を証明する試験などの試験をおこなっています。基本的な知識をまとめた試験内容で、目的別にスキルを証明するのに便利な内容になっています。

こうした資格試験運営企業系の特徴として、費用は国家試験系より高額でベンダー系より安価、難易度は中級程度からはじまり、試験の開催日も多く、受験しやすい利点があります。 試験や運営団体の知名度と信用によって、「使える」かどうかが左右されるので注意が必要です。
4−3. ベンダー系
アプリケーションの製造元(ベンダー)が主催、もしくは委託運営している資格試験をベンダー試験といい、最近では国家試験よりも権威があるともいわれ、人気も高まっています。

ベンダー試験の代表は、やはりマイクロソフトのExcel・WordといったOffice製品のスキルを証明する試験でしょう。

マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)
http://officespecialist.odyssey-com.co.jp/top.html

Excel、Wordなどのビジネスアプリケーションは「デファクトスタンダード(世界標準)」と呼ばれ、仕事上「使えて当然」の扱いを要求される存在になってきました。
それらのスキルを「マイクロソフト」が認定してくれるわけですから、人気があるのもうなづけます。
大学や専門学校などでは、いまでもマイクロソフトの認定試験には人気が集中します。

私自身はアドビシステムズ社の製品を使用する技術者であることを証明する

アドビ認定試験制度
http://www.adobe.com/jp/support/certification/

アドビ認定エキスパートを取得し、アドビ認定インストラクターの認可を得て、講師業務おこなっています。



ベンダー系試験の特徴は、受験料が高額で、難易度も高く、合格の効果を期待できる半面、容易に合格できない点があげられます。

試験会場は、試験会場会社によって実施される場合が多く、

プロメトリック
http://www.prometric-jp.com/

ピアソン ビュー
http://www.pearsonvue.com/japan/index.html

といった試験会場会社に申し込み、自分の都合が良い日時での受験が可能です。
期日内であれば、試験日の変更も可能です。
5. 資格試験必勝術
「資格取得なんて単純なことです。合格するまで受ければいいだけのことです」

対策講座で私はいつもそういいます。落ちたって良いのです。何度目かに合格証書が手に入れば。
「どうせ受からない」と受験前から逃げ道を作るのではなく、
「合格するまで受け続ける」と覚悟を決めて逃げ道をふさぎます。
何度も受験するのは本当につらいことなので、必死に勉強します。
5−1. 独学で合格する
私自身、仕事柄たくさんの資格試験を受験してきましたが、資格試験対策講座を受講したことはありません。
資格試験は独学で合格できるものです。
合否は自身の努力次第です。

まずは、単語を徹底的に調べること。

単語検索には
『日経パソコン用語事典2008』
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/171200.html
を使用します。事典付属しているCD-ROMが便利です。

次にWebサイトの
IT用語辞典 e-Words
http://e-words.jp/
などを使用します。

Wikipedia次にWebサイトの
http://ja.wikipedia.org/wiki/
はユーザー参加型サイトで、情報は新しいのですが、信頼性に乏く、利用はしますが優先順位は低いです。

そして、模擬問題を解きまくること。

模擬試験の問題集を繰り返し解くことで、精度を上げていきましょう。
ひたすらそれに徹することです。
5−2. 資格試験取得のスクールを活用する
世の中には、独学で勉強するのが不得手な人がたくさんいらっしゃいます。
そんな方は、対策講座をおこなっているスクールで講義を受講するのも良い方法でしょう。
私も、そうしたお客様がいらっしゃるので、私も商売をさせて頂いている次第です。
「名古屋 資格 パソコン」と検索をすれば、目的の講座にたどり着けるのではないでしょうか。
6. 岐路に立つPC系資格試験
ここにきて、資格試験は岐路に立っています。 ひとつには少子化問題があるでしょう。資格の主要顧客は学生さんです。その減少が大きく影響しています。 既に合格者が一巡してしまい、飽和状態になった試験も多いようです。

情報処理推進機構は、シスアドや情報処理試験を来年の秋から大幅に内容を変更して実施すると発表しました。 国家試験の人気伸び悩みのテコ入れをはかりたい意図なのか、路線変更を模索しているようです。  

マイクロソフト系の試験もバージョン2007になり、MOSからMCASに名称を変えました。しかし、新製品への乗換えが進んでないこともあり、いまだに試験制度は2003と平行させています。

私が取得しているアドビ認定試験も、難易度が高すぎて一向に浸透しない事情もあり、

アドビ認定アソシエイト
http://adobe.odyssey-com.co.jp/aca/top/
として、エンドユーザー向けに難易度を下げ、マイクロソフトの試験を代行している「オデッセイ」という会社が運営する形で普及をはかろうとしています。
7. 取得した資格をどう活かすか
取得した資格が役に立つかどうか、それは自分次第なのではないでしょうか。 せっかく努力して取得したのであれば、活かさないともったいないです。 役にも立たない、重箱の隅をつついたような内容と決め付けるのではなく、業務に対する知識を体系付けるための知的武装を自身に施すのだと考えてはいかがでしょうか。

私自身でいえば、資格試験に挑戦するために体系付けた知識が今の私を支えてくれています。
そのおかげで、よどみなくPC系の用語を噛み砕いて解説することができています。

私は今年で43歳になりますが、今年も何度か資格試験を受験するだろうと思います。
自分で自分が不思議なのですが、人生で今がいちばん勉強をしていますね。

皆さんも、自分自身を磨くために、スキル証明のために、できそうなところから資格試験に挑戦してみませんか?
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