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  トップ > IT特集 > Webブラウザーをめぐって激化する覇権争い 第三次ブラウザ戦争勃発か?
Webブラウザーをめぐって激化する覇権争い
第三次ブラウザ戦争勃発か?
伊藤吉樹 記事更新日.08.11.04
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1. Webブラウザをめぐる2008年の動き
インターネット上のWebサイトを閲覧するためのアプリケーションソフトのことを、WWWブラウザーもしくは単にブラウザーと呼びますが、2008年という年(10月時点)は、Webブラウザーの動向に大きな変化があった年といえます。


2008年2月 → Netscapeの終焉 全サポート終了
2008年3月 → Safari 3.1公開
2008年6月 → Opera 9.5、Mozilla Firefox 3.0公開
2008年8月 → IE8.0ベータ2公開
2008年9月 → Google、Google Chromeベータ版を公開

こうしたWebブラウザをめぐる覇権争いのことを「ブラウザ戦争」といいます。 既に「第一次ブラウザ戦争」「第二次ブラウザ戦争」という言葉はあるようですが、時代は「第三次ブラウザ戦争」という様相を呈してきました。


大半のユーザーは、Webブラウザーの選択を意識することなく、Windowsに標準で搭載されているInternet Explorerを使用しているかと思いますが、この機会に他のWebブラウザーを試してみてはいかがでしょうか?
2.  Netscapeの終焉 全サポート終了

1993年、米国イリノイ大学のNCSAに所属しているチームにより開発された「Mosaic(モザイク)」から、一般的なWebブラウザの歴史は始まったといっていいでしょう。
その「Mosaic(モザイク)」からモザイク・コミュニケーションズという会社が設立され、後にネットスケープコミュニケーションズと改称されました。
1994年12月、ネットスケープコミュニケーションズからNetscape Navigatorが発表され、以降バージョンアップを重ねながら爆発的な人気を得ます。インターネット時代の幕開けです。
インターネットの初期段階において、Netscape Navigatorは圧倒的にWebブラウザのシェアを握っていたのです。

1995年8月、Webの巨大な可能性を感じ取ったマイクロソフトは、Mosaicのライセンスを保持していたSpyglass社からコードを買収し、Internet Explorer 1.0を公開してWebブラウザ競争に参入します。 Internet Explorer 1.0と2.0の評判は、あまり芳しくなかったのですが、Windows 95、Windows 98、Windows Me、Windows 2000といった自社OSに、Internet Explorer 3.0、4.0、5.0、5.5と改良されたWebブラウザを抱き合わせ販売する戦略により、マイクロソフトは攻勢をかけていきます。

こうしたNetscape NavigatorとInternet Explorerによる覇権争いのことを「第一次ブラウザ戦争」と呼びます。

結局、1998年11月、ネットスケープ・コミュニケーションズは米アメリカ・オンライン(AOL)に買収されました。以降もNetscape Navigatorは、AOL社の参加の元でNetscapeの名称で開発が続けられていましたが、Webブラウザをめぐる市場は、ほぼマイクロソフトのInternet Explorerの独壇場になっていったのです。

2008年2月、AOL(後に米タイム・ワーナー傘下)は、Netscapeの名称のつくWebブラウザのすべてのサポートを終了すると発表しました。かつてはWebブラウザシェアの9割近いシェアを誇ったNetscapeは、今年の春にその短い歴史の幕を閉じたのです。

Netscapeの灯が消える - 開発/サポートは2008年2月1日まで
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/12/29/002/index.html
3.  マイクロソフト帝国と第二次ブラウザ戦争
2000年から2004年にかけて、マイクロソフトのInternet Explorerは、Webブラウザの世界的シェアのほぼすべてを独占していきます。マイクロソフトの寡占化により「第一次ブラウザ戦争」は収束していきました。

2004年11月、Netscapeの流れを受け継いだMozilla Foundationから、Firefox 1.0が公開されると、Internet Explorerの脆弱性や処理速度の遅さに不満を持っていた、もしくは他の人と違う道具の使用を好むユーザーから支持され、急速にシェアを拡大していきます。

そして今年2008年6月、Firefox 3.0が公開されました。
http://mozilla.jp/firefox/

同月にOpera Software社のOpera 9.5も公開されています。
http://jp.opera.com/

特にFirefox 3.0へのユーザーの関心は高く、テレビなどのメディア報道にも登場しました。

「Firefox 3」のダウンロード件数がギネス世界記録に認定
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20376506,00.htm

といった報道やダウンロードの実績もあり、その注目度が伺えます。

マイクロソフトは、2001年8月にInternet Explorer 6.0を公開して以降、2006年11月にInternet Explorer 7.0を公開するまで、6年以上という長い期間、Webブラウザのバージョンアップをしませんでした。

その間に登場した、FirefoxやSafariなどのWebブラウザは、ユーザーインターフェイスの特徴として、タブ表示によって複数画面切り替えをおこなう「タブブラウザ」という機能を持っています。

Internet Explorerがタブブラウザに対応したのは、Internet Explorer 7.0からです。
タブによる表示切替が主要な操作方法になり、メニューとコマンドによる操作方法が、デフォルト表示から隠れてしまったことで、Windows XPやInternet Explorer 6.0までのユーザーインターフェイスになじんでいたユーザーは、少なからず戸惑いを感じたのではないでしょうか。
Windows XPとInternet Explorer 6.0の組み合わせで、Webサイトを閲覧しているユーザーはまだまだ多いようです。
4.  マイクロソフトのシェア独占と状況の変化
2003年を前後して、95%を超えようかというWebブラウザのシェアを独占していたマイクロソフト社のInternet Explorerですが、ここ数年は占有率が減少しています。

CodeZineの2008年9月ブラウザシェア発表
http://codezine.jp/article/detail/3119

1位 Internet Explorer 6 32.6%
2位 Firefox 3 28.6%
3位 Internet Explorer 7 23.5%
4位 Firefox 2 4.3%
5位 Google Chrome Beta 3.9%
6位 Safari 3.1.2 2.2%
7位 Internet Explorer 8 0.4%
8位 Firefox 1.5 0.1%
9位 Internet Explorer 5.5 0.1%
10位 Opera 9.x 0.1%

上記集計によると、Internet Explorerの集計シェアは56.6%、Firefoxの集計シェアは32.9%となります。

ブラウザシェア 2008年9月期 集計結果
http://128bit.blog41.fc2.com/blog-entry-194.html

Internet Explorer : 52.11%
Firefox : 35.62%
Opera : 5.20%
Safari : 3.04%
Chrome : 2.93%

別の集計データでも、Internet Explorerの集計シェアは52.11%、Firefoxの集計シェアは35.62%となるようです。

二つの集計結果からも、Internet Explorerの独占状態から、状況が様変わりしてきているのがわかります。
5. マイクロソフトの逆襲とGoogleの参入 第三次ブラウザ戦争突入か



2008年8月、マイクロソフトはInternet Explorer 8.0ベータ2を公開しました。
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/ie/beta/default.mspx

IEの反撃始まる? Internet Explorer 8 Beta 2が公開開始
http://ascii.jp/elem/000/000/166/166625/

「Web標準との互換性」「レンダリング速度の向上」「操作性の改良」などが盛り込まれているようですが、マイクロソフト社の反撃・巻き返しとなるのでしょうか?

2008年9月、マイクロソフト社が最も警戒する企業で、Web2.0の象徴的な存在であるGoogle(グーグル)が、Google Chromeのベータ版を発表し、話題になっています。
http://www.google.com/chrome/?hl=ja



上記の2008年9月の集計時点で、ベータ版でありながらGoogle Chromeのシェアが3.9%と2.93%と表示されており、関心の高さが伺えます。

現時点ではInternet Explorer 8もGoogle Chromeもベータ版なので、本格的な参入とは言えませんが、近々正式投入されてくるために、急速にシェアを拡大しているFirefoxも交えての「第三次ブラウザ戦争」と呼ばれる時代に突入するのではないでしょうか。

Google Chrome、1日で1%のシェア獲得
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/04/news040.html

Internet Explorerを使用しているのは、既存のアプリケーションを使用したいユーザーが多く、変わった道具を使いたがるユーザーが現状でFirefoxに流れているため、Google Chromeに新しいもの好きなユーザーが流れ、Firefoxのシェアが落ちるのではないかともいわれています。

今年に入って、更に競争が激しくなっているWebブラウザをめぐる世界覇権争い。
Webマスター(Webサイト管理者)の方々も、Internet Explorerの6、7、8とFirefox、そしてGoogle Chromeと、それぞれの表示確認が必須事項になってくるでしょう。
皆さんも、この機会に新しいWebブラウザを使い比べてみてはいかがでしょうか?
【参考サイト】
マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/index.html

Mozilla Japan
http://mozilla.jp/

Opera ソフトウェア
http://jp.opera.com/

CNET Japan
http://japan.cnet.com/

CodeZine
http://codezine.jp/

WebとPCのメモ帳
http://128bit.blog41.fc2.com/

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/ja/jp/default.aspx

ASCII.jp
http://ascii.jp/

Google
http://www.google.co.jp/

IT Media News
http://www.itmedia.co.jp/news/
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