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手作りのホームページで視点を変えた情報発信
築山隆雄 記事更新日.06.05.10
ミトクゴム株式会社 代表取締役社長
■問合せ先
ミトクゴム株式会社
(本社) 〒457‐0802 名古屋市南区要町4丁目30番地
TEL 052‐611‐7551(代)  FAX 052-611-7560
 http://www.mitokugomu.co.jp/
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■「さすが」と言われる企業を目指して
名古屋市南区にあるミトクゴム株式会社は、自動車部品のゴム関連製品の製造、販売を主力とする企業です。 大手自動車部品メーカーが世界一のシェアを持つ高機能部品に用いられるパッキン、また大手化学メーカーが研究開発に取り組みながら開発を断念した、ゴムブッシュも同社が開発。高温でも割れないゴム製品として採用され、「ミトクさんのゴムは割れない」と原料メーカー間で神話としてささやかれるほどとなりました。またゴムシールでは寒冷地でも劣化しないゴム材料を開発し、大手ゴムメーカーを凌ぐ技術力と評価され新規採用に至るなど、同社の製品は大手自動車部品メーカーにとってなくてはならない製品ばかりです。

厳しい自動車部品品質に鍛えられ、顧客要求に応える優れたゴム配合技術と製造、加工ノウハウを活かし、世界で初めてマイクロバルーン入りゴムの成形加工に成功し、また生分解性ゴムの加工にも成功するなど、数え切れないほどの高機能ゴムを開発し、ゴム製品の可能性を無限に広げていく同社の成功の秘密をホームページから感じ取ってください。

■機構を活用してのホームページ作り
同社があいち産業振興機構(当時は愛知県中小企業振興公社)のホームページ作成支援を受けるきっかけは、営業担当者の「購買担当者がホームページをみる目的は取引先情報の収集。きっと機構のホームページを見ているのではないか。ならば機構のホームページエリアで公開すれば当社のホームページに立ち寄ってくれるのではないか」というアドバイスからです。
企業の購買担当者がネットサーフィンを利用して立ち寄ってくれる。
新規取引を行う上で機構のサイトで公開することは信頼性と安心を得られる。
登録料が無料で費用が抑えられる。また作成に関しサポートも受けられる。
機構のホームページ作成支援は担当者にとって魅力あるサービスだったのです。 不具合でアップできない等のトラブルのとき相談すると直ぐに対応してくれ、「こんなに対応が速いの?」「無料なのにここまでしてくれるの?」と驚くほど「迅速、親切に対応してくれて本当に助かりました」とは担当者の感想でした。

ホームページ担当の藤原さん

■視点を変えたホームページで魅力を発信
同社がとったホームページ戦略は、ありきたりの会社紹介ではない、視点を変えた情報発信でした。 「みんなが喜んで、面白い、会社作りを目指して!!」で始まる社長挨拶で「世の中は変化している。だからまず自分が変わる」と本音で語ります。

築山社長の企業経営は、「今あるものがこのまま残っていくと考えたらとんでもない。あるものは姿を消していく。過去は歴史から学ぶ。問題は今から、明日からどうするかだ」と未来志向で現状を捉え改革の歩みを止めません。

そして「会社と人は別物ではない。一人一人の人間が集団として機能してこそ会社であり、人と会社は一体である」、「物づくりは人としての考え方、生き方から生まれてくる」、「最初から自立できるように教育することが大切。マニュアル教育、利巧に行儀よくしなければいけないという教育が自立できない大人を作っている」と個人の自立、教育の大切さ語り、「人は生まれつきいい物(宝物)を持っています。それを引き出してあげるのが私の仕事です」と従業員の採用面接を自らが行い「人と話をするときは言葉ではない。心と心がつながらなければ話にならない。本音で語れば心が開く」と本音で語る大切さを実践します。本音で語るからこそ思いが伝わり、面接の途中で自らの生き方を振り返り泣き出す者がいるとも聞きました。

「自立した人が集い、本音で語り合い、行動できる会社でなければいけない」この社長の熱い思いを反映した結果、「ミトクゴムという人間集団を知ってもらう」ためのホームページとなったのです。

そして、会社の情報発信だけでなく「ゴムの歴史」はゴム業界を多くの皆さんに知ってもらうため、子供向けの「ゴムせいひんのできるまで!」「じどうしゃのなかをみてみよう」は学校の先生や生徒、子供たちから多くのアクセスがあり、物づくりの楽しさを伝えるユニークなホームページが生まれたのです。
 

■ホームページから生まれた成果
同社のホームページは見る側にとって新鮮で、大手メーカー、商社等の問い合わせだけでなく、これまで接点がなかった異業種、大学関係者、音楽家、市民からもゴムに関する相談が寄せられています。これは研究開発につながるだけでなく、今までに取引のない市場や業種への進出の可能性を見出すことができるようになりました。またゴム業界、同社のイメージアップにも貢献し、就職活動でアクセスする人に好印象を与えることで従業員の採用にも効果が上がっています。

未来を見据え、変わることを恐れない築山社長のリーダーシップが、現状に甘んじない、不可能を可能にする企業「ミトクゴム」を作り上げたといえましょう。社長の経営哲学、ミトクゴムという人間集団、確かな研究開発力に支えられた取引先からの信頼、信用をホームページから発信し、更なる飛躍を目指す同社の未来にこれからも期待したい。

(取材・文 小藤経営労務事務所 小藤省吾)       
 

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