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2010年 情報新時代へ向けて(経営編とハードウエア編)
中村欽明 記事更新日.06.11.14
(有)アールアンドピー 代表取締役
■PROFILE
中村欽明 
昭和27年愛知県生まれ。
昭和60年中小企業診断士登録。平成2年経営コンサルタントとして独立。 中小企業のIT、インターネット活用、SOHO支援、情報処理サービス等を行っている。愛知工業大学(経営情報科学部)非常勤講師、財団法人あいち産業機構 経営相談員 。

連絡先
(有)アールアンドピー
E-mail r-and-p@aichi-iic.or.jp 

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20世紀の終わりから始まった情報革命は、“ドッグイヤー”程の急拡大を続け、社会に恩恵を与える一方“デジタル・デバイド(Digital Divide = 情報格差)”が生じています。
今回の連載はこれだけは知っておきたい知識、智恵を皆さんと考えていきたいと思います。 今回は経営編とハードウエア編でお答えします。

http://www.microsoft.com/japan/users/vista/system.mspx

経営 編(目次)
Q3-1  ▼なぜパソコン(コンピュータ)が必要なのか
Q3-2  ▼経営者はパソコンを使えなくても大丈夫?
ハードウエア 編(目次)
Q4-1  ▼パソコンの寿命はどのくらいですか
Q4-2  ▼メモリは増設すべきですか
Q4-3  ▼最近よく止まるのですが
Q4-4  ▼電源ボタンを押して終了してもいいですか
Q4-5  ▼どんなパソコンを買えばいいのですか
Q4-6  ▼相性が悪いって?
 
3. 経営 編
Q3-1
なぜパソコン(コンピュータ)が必要なのか
A3-1
ここまでコンピュータとインターネットが普及してしまうと、「卵が先か、鶏が先か」とも言っていられないかもしれません。パソコンでできることを最大限経営に活用して、企業環境の変化に対応することが求められます。

20世紀の時代は、合理化、効率化を目指してコンピュータとそのシステムは進化してきました。これからの時代は、価値をいかに生み出すかの時代です。情報はその基盤となるもので、data(データ)からinformation(インフォメーション)へ さらにはintelligence(インテリジェンス)へと価値を高める道具(ツール)としてパソコンはなくてはならないものです。

場合によっては大企業の大型コンピュータに負けないパソコンの使い方を中小企業でもできる可能性を持っています。

知恵と電気さえあればただの箱も玉手箱に変わるのです。

Q3-2
経営者はパソコンを使えなくても大丈夫?
A3-2
使えなくても大丈夫ですが、使えたほうがよりチャンスが増え、経営のスピードが増し、世界が広がるでしょう。パソコンは新しい道具なので、従来の経営手法から新しい経営手法に乗り換えることが必要です。

特に広範なネットワークと結びついたことから、可能性が何倍にも、何百倍にも広がることになりました。パソコンは単に合理化、生産性向上から情報を最大限に価値へと 変える道具になったのです。

経営者のパソコンの使い方が従業員のパソコンの使い方と同じレベルで停まってしまっては意味がありません。経営者は経営者としてのパソコンの使い方を学ぶべきです。

4.ハードウエア 編
Q4-1
パソコンの寿命はどのくらいですか
A4-1
ハードウエアの故障ということであれば、ハードディスクドライブが振動や熱に弱く、また一番酷使されるので4〜5年といわれています。これも条件のいい場合で、ほこりや熱の こもるような環境や振動にさらされているともっと短くなります。

ハードディスクドライブからいつもと違う音が聞こえたり、データやプログラムファイルの呼び出しにエラーが起き始めたら、すぐに大事なデータは別のハードディスクドライブやDVD、CDにバックアップを取り、早めにハードディスクドライブの交換をお勧めします。

しかし、企業の中には古いパソコンがまだ現役で働いている例があります。その場合の多くは使っているソフトウエアを変えることができないので、そのまま使っている専用機的な使い方であることが多いようです。この場合はプリンタを含めていざという時に困らないよう部品確保用の中古品を探しておきましょう。

なお、液晶ディスプレイの寿命は1万時間、書きかえ可能なCR−RWやDVD−RWのメディアは書きかえ回数が1000回程度といわれています。

Q4-2
メモリは増設すべきですか
A4-2
パソコンの製造時期が新しいほど搭載されているメモリも容量が大きくなってきています。新しいパソコンほどソフトウエアが使用するメモリもたくさん消費するからです。しかし、価格を抑えるために動くに困らない程度になっています。

機種によりメモリの上限の大きさが決まっていますが、昔ほどメモリの価格も高価ではないので、快適に使うために購入時に増設することをお勧めします。

特に1台のパソコンにいろいろなソフトウエアをインストールしている場合は、思いのほか多くのプロセスが動いているものです。どんなプロセスがどのくらいメモリを使っているかは、タスクマネージャ(Ctrlキー+Altキー +Delキー)のプロセスを見ると分かります(ただし見るだけにしましょう)。

Q4-3
最近よく止まるのですが
A4-3
パソコンを快適に使うためには、ときどきメンテナンスしましょう。

まずは不要なファイルは削除します。

コントロールパネルの「パフォーマンスとメンテナンス」から「ハードデスクの空き容量を増やす」をクリックするとディスククリーンアップが不要なファイルを探しだし、あまり使っていないファイルを圧縮してくれます。
ただし、officeセットアップファイルは消さないようにします(始めからチェックが付いていませんのでそのままに)。

「詳細オプション」からは「Windowsコンポーネント」、「インストールされているプログラム」、「システムの復元」などの削除が行えます。削除しても良いか悪いか、分からないときはそのままにします。

次に、断片化されたファイルが多いときは連続化を行います。
コントロールパネルの「パフォーマンスとメンテナンス」から「ハードディスクを整理してプログラムの実行を速くする」をクリックし、対象となるハードディスクを選びます。

このときに「空き領域の割合」が最低16%以上必要です。もし16%なければ、ディスククリーンアップに戻って不要なファイルやプログラムを削除します。準備ができたら分析ボタンを押します。ここで最適化が必要ですと出れば、最適化ボタンを押します。始めから最適化ボタンを押すと分析後自動的に最適化に入ります。最適化はあまり頻繁に行うとハードディスクに負担を掛けるので、年に数回程度でいいでしょう。

これらのWindows付属のソフト以外にも有料の製品としてレジストリの整理ができる快適化ツールやハードディスクドライブのパーテーションの大きさを変更するソフトウエアがありますので、状況によっては利用するといいと思います。

始めから余計なソフトウエアをインストールしなければ一番いいのですが。知らないうちにCドライブは空きが小さくなっていきます。

Q4-4
電源ボタンを押して終了してもいいですか
A4-4
原則的には、スタートボタンを押して、シャットダウンをした方がいいと思います。

時には、なかなか電源が切れないときがありますが、7分くらいまでは我慢しましょう。

Windowsもxpで以前よりはマシになりましたが、最悪の場合、起動しなくなります。どうしても、どうしても、どうしてもダメなときだけ、自己責任で電源ボタンを押します。次に上手く起動できればモウケものです。

Q4-5
どんなパソコンを買えばいいのですか
A4-5
一番難しい質問ですね。「使う目的による」、「予算による」、「いつまで使うかによる」、「誰が使うかによる」、「いつ買うかによる」・・・・。

企業の場合は同時にまとめて買い換えるのか、ある程度サイクルをもって順次導入するのか、によっても変わってきます。リスクを分散するためには2〜3年ごとに新製品に置き換えるというのが理想的でしょうが、経営者からすると5〜7年でもイヤな顔をするかもしれません。多分、ぎりぎり必要になるまで検討しないでしょう。そうなると、実際に販売店の店頭へ行って、現物を見ながら、いろいろ比較しながら決めるのが一番です。カタログの製品仕様だけでは分からないこともあります。では、通信販売で安く買うのは? 社内に情報化担当がいないと後で苦労するかもしれません。

ところで、この夏ころから安いパソコンの広告が目立ち始めました。Windowsの次期バージョンのWindows Vista の発売が視野に入ってきたからでしょう。

新しいOSで困るのは、これまでのソフトウエアはそのまま動くのか、あるいはバージョンアップされるのか、プリンタなどの周辺機器のドライバーが使えるのか、メーカーが新しく準備できているのか、心配ですね。

特に古い製品、生産中止の製品についてはサポートが期待できませんから今、動いているOSのパソコンを大切にしなければなりません。しかし、マイクロソフトは古いOSのサポートを順次停止していきますので、いずれは新しいOSに移行せざるを得ません。

さらに、ハードウエアの面でもこれまでの32ビットCPUから64ビットCPUの普及へと加速していくでしょう。ちょうど変化の手前にいる訳です。あと4、5年後の2010年頃には さらに変化しているかもしれません。パソコンも3年程度で買い換えると考えると、普通のパソコンを買う限り、大きな失敗はないということになるのでしょう。

Q4-6
相性が悪いって?
A2-6
パソコンと大型汎用コンピュータとの違いは、パソコンの場合は、本体、周辺機器、ソフトウエアを作っている企業(メーカー)が違うということです。

1つの企業が特定の1つの企業に提供するのであれば、完全なオーダーメイドなので、最適なバランスで構成されるはずです。しかし、パソコンの場合はユーザーが好きなように選択できる反面、その組み合わせのバランスが最適になるとは限りません。そこで時に、運が悪いと原因不明のトラブルが起きるわけです。理屈的には問題ないはずでも期待通りにならないと、「相性が悪い」などといわれます。

特にソフトウエアが競合したりすると、原因が分からないことが多くなります。ハードウエアでも数百円の部品1つで動かなくことがあります。こうなると経験と勘の世界です。

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