3.釉薬テストピース・データベース一般公開
瀬戸窯業試験場では、譲り受けた釉薬テストピースを整備するとともに、データベースをさらに改良し、令和元年5月23日に一般公開しました。
データベースは釉薬相談コーナーに設置の来場者用パソコンで検索できます。検索は、釉薬の専門知識が無くても検索可能な簡易型検索と、ゼーゲル式の値や様々な窯業原料などが入力できる専門家向け検索があります。
簡易型検索は釉薬名、色彩、焼成温度などを入力して検索します。
釉薬名による検索は、「織部釉」、「天目釉」など伝統的な釉薬名の他、「石灰釉」や「バリウム釉」など主な成分が釉薬名となっているもの、「透明釉」や「マット釉」など、見た目の性状が釉薬名となっているものなど、最大3つの釉薬名が入力できます。候補が出てくるので、正式な釉薬名を知らなくても入力ができます。
色による検索は、画面の色相環(しきそうかん)を用いることで容易に入力できます。外側の「主要5色」の色相環では大まかな色彩が、内側の色相環(20色)では細かな色彩が選択できます。
焼成温度や焼成雰囲気を入力することで、検索精度を高めることができます。
「検索」では、候補を1つずつ見ることができ、「検索・一覧表示」では、同時に複数の候補を見ることができます。
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