フランス政府は2007年11月に競争力拠点の評価監査をスタートさせました。公的支援の効果の検証や拠点ごとの現状と展望の検証などが行われる予定です。 フランス政府はこの結果を待って、競争力拠点を永続化し強化していきたい方向です。
現在、最先端技術をめぐる競争は激しく、研究開発コストも増加しています。
限られた予算で優れた研究開発を行うには、パートナーが必要な時もあります。
他のヨーロッパ諸国と比べると遅ればせながら出発したフランス版クラスター計画ですが、政府・地元公共団体はその効果を検証しながらも、相当な投資と事業展開へのサポートを行っています。
各競争力拠点自体も日欧米などのすぐれた研究開発能力を持つ国のクラスターとの連携を望んでいます。フランスへの投資をサポートする対仏投資庁(AFII)も各競争拠点との連携を図りつつあります。
今後、このようなフランスの国を挙げての試みと日本のクラスター、企業、研究所との連携促進が期待されています。
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