89年にタイに子会社を設立、90年に米国バルブメーカーに資本参加、96年にはタイに2社目の子会社を設立し、2002年にタイの子会社2社を合併して、現在は従業員200名、鋳造から製品の最終完成までの一貫生産体制を確立し、日本国内のみならずアジア、アメリカ、ヨーロッパ市場への生産拠点の一翼を担うまでになりました。
順調に進んだように見える国際化への歩み、しかし同社の海外展開はすべて独自で取り組んできただけに数多くの苦労もありました。
「規格が違う、お客様の要望も違いますから日本の製品をそのまま持っていって受け入れられる訳がありません。欧米に販売当初は、製品を送ったが売れずに返品。作った製品がクレームになる。いろいろと紆余曲折はありましたが
、トップの方々や技術・製造などの各部署のサポートもあって乗り越えることができ、今では欧米・アジアの各地で認められる品質とブランドを得ることができました」(小野木部長)
製品の多くは手動や電気的に制御するのではなく、内部のパーツとスプリングでバランスを取り、機械的に作動する「自力式の調整弁」と呼ばれるメカニカルなバルブです。
省エネと環境に配慮した製品であるものの、一つ一つ手作りのため品質を保ちながら海外で作ることは至難の業だったのです。
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