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  トップ > 企業ルポ あいちの製品Products Appeal > 有限会社 小山矢
歴史と伝統の匠の技「小山矢」
有限会社 小山矢 記事更新日.10.12.01
■問い合わせ先
有限会社 小山矢
岡崎市福岡町字北居士47
TEL 0564-52-3658
HP http://www.koyamaya.com/
印刷用ページ
今では全国的にも少なくなってしまった矢師の作る弓の矢を明治三年創業の「小山矢」さんに訪ね、代表取締役 矢師 小山三郎さんにお話を伺いました。

Q : 

現在、矢師といわれる方はどれくらいおられますか?

A :  竹矢を作ることが出来る人は全国で10数人、その内30歳代の人は3人しかいません。

Q : 

弓道人口の一番多い県は何処ですか?

A :  愛知県が一番盛んで弓道人口が多いですね。内訳では、高校生が50%、一般の方が30%、大学生・中学生が20%くらいの比率です。

Q : 

小山矢さんの全国シェアはどれくらいですか?

A : 

全国シェアは25%です。竹もアルミもカーボンも作っている会社では日本一です。


Q : 

年間の製造本数と矢の内訳はどれくらいですか?

A :  年間7万本を作っています。内訳はアルミが95%、が竹3%、カーボンが2%くらいです。

Q : 

竹の矢からアルミやカーボンの矢に代わっていったのはいつ頃で、理由は?

A :  昭和43年くらいから高校生の弓道部活動が活発化してきて、昭和50年頃には矢の需要が追い付かなくなってきてしまい、弓道の競技規則では矢に規制は無いことからアルミ製の矢が多く作られるようになった。価格的にも当時は竹矢は一本五千円でしたが、アルミ矢は一本千五百円で販売されたため、圧倒的にアルミ矢が主流となった。

Q : 

小山矢さんは日本で初めてカーボン矢を開発されましたが、カーボン矢の特徴と開発エピソードを教えてください。

A : 

アルミ矢の需要が多くなってきた頃、アルミはアメリカ製でエージェントが販売権を握っていて、参入できなかったので、東レとの共同開発で世界で初めてのKCカーボン矢を開発して商品化しました。KCカーボン矢の特徴は強度に優れ、曲がりが少なく、振動の減衰が速いので、安定した飛びが得られます。特に振動減衰はアルミの5〜6倍も速いので的への的中率も格段の差が出ます。
カーボン矢は車で比喩すると、アルミ矢が普通乗用車なら、カーボン矢はF1のレーシングカーで、性能は良いけど腕が無いと使いこなせないとも言われています。



Q : 

小山矢さんの矢の羽根は色彩がカラフルで種類も多いようですが、独自の技術を持っているのですか?

A :  昭和60年のワシントン条約により鷲羽の輸入が止まってしまったため、代替品として七面鳥の羽根を何処よりも早く手掛けました。七面鳥の羽根を鷲羽風に染める技術は難しく、愛知県三河繊維技術センターさんの協力の下に10年の歳月がかかりましたが、羽根を染める前処理を研究し、「転写奈染」という技術を開発しました。  矢羽根のデザインは愛知産業大学デザイン科の学生とのコラボレーションで現在では86種類の七面鳥染色羽根があります。


Q : 

販路開拓はお考えですか?

A :  現在、北海道から九州まで卸しておりますが、海外展開までは考えておりません。弓道連盟が海外での普及を目指しており、年々盛んになってきております。高校生まではクラブ活動として弓道をやっていても卒業してしまうと弓道をしなくなってしまう人が多く、日本の伝統文化の一環として、大人になっても地域で気楽に弓道が出来る環境が出来て、弓道人口が増えてくれると嬉しいですね。


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