自社で自動給茶機を製造していません。全て各メーカーから自動給茶機を仕入れています。また、自社で自動給茶機をカスタマイズすることもありません。そのため、自動給茶機それ自体に特徴はありません。しかし、その販売方法に特徴があります。中古自動給茶機のラインナップの充実がそれです。もちろん新品の取り扱いもしています。
自動給茶機はあくまでもお茶を飲むための道具です。そのため道具である自動給茶機の利益はゼロに近くても良い。他方、自動給茶機で使用する茶葉(粉末茶タイプ・茶葉タイプ・茶葉&粉末茶タイプ・粉砕茶タイプ)の販売で利益を出せば良いと伊藤社長は考えました。
自動給茶機を扱う企業は多々ありますが、各メーカーの中古ラインナップを充実させている企業は他にありません。なぜ中古なのか、その理由は2つあります。道具である機械を安く提供したい、そしてその機械の価格を自由につけてしかもオープンにしたいからです。新品はメーカーの意向もあり、価格自由度に一定の幅が生まれます。
自動給茶機の中古市場は小さいため、その中でトップになる戦略(ニッチを攻める戦略)が成功したビジネスモデルです。「買い取り」「リサイクル」「リユース」を謳って、あらゆる方面から中古機械を集めることができました。
成功にはもう一つの要因がありました。それは営業レディの存在です。 |