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スポーツ店に特化したコンサルタント
梅本泰則 記事更新日.11.05.06

ワン・トゥー・ワンコンサルティング 代表

■PROFILE
〒462-0844 愛知県名古屋市北区清水3-4-18
TEL : 052-916-7108
E-mail : 121con@mbr.nifty.com
URL : http://121con.blogdehp.ne.jp/
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■創業の動機
私が何となく経営コンサルタントになりたいと思ったのは、30代の後半でした。勤務先(東海スポーツ用品株式会社)で営業企画部に所属していた頃です。あるスポーツ店の経営者から声がかかり、出店の手伝いをして欲しいという依頼がやってきました。それから何ヶ月間、その店の出店にかかりきりになり、経営コンサルタントの真似事のようなことをしました。やがて立派な店が大盛況の内にオープンし、出店は成功です。そのときの達成感は、何ともいえないものでした。気を良くして、いくつかの出店や改装に関わります。 
その後、私は部署を変わったり転職を重ねたりして、年齢は58歳になっていました。サラリーマンで定年を迎える気はありません。最後に勤めた会社との契約が終了したのを契機に、独立をしようと決心をします。 
その時には、もう経営コンサルタントになるしかない、と思っていました。しかし、何の資格があるわけでもありません。ここは、自分の強みを活かすことにしました。私の強みは、スポーツ用品業界に長年たずさわり、業界のことやスポーツ店のことに精通していることです。 
結論は早かったです。「スポーツ店の業績を向上させる」経営コンサルタントになろうと決めました。
 
■「創業プラザあいち」との出会い
とはいえ、どうしたら独立ができるのか、どうしたら事業がうまく進められるのか、本を読んでも分かりません。 
そんな時、ネットで「創業プラザあいち」という施設があることを知りました。創業のアドバイスをしていただける先生がいて、創業準備スペースも6ヶ月間無料で借りられるというではありませんか。場所も自宅からすぐ近くです。これは、好都合でした。入居者の枠が空いているというので、すぐに申し込みます。ちょっとした審査を受けて、めでたく入居することができました。 
私の担当新事業コーディネーターは、新進気鋭の小坂英雄先生でした。独立をするには、まずホームページを持ちたいと思っていましたので、小坂先生に相談をしました。すると、先生はその場でいとも簡単にホームページの作成方法を教えてくれたのです。その後は、メルマガの作り方、ブログの発行、ミクシィへの入会と、必要なウエブの活用法をアドバイスしていただきます。お陰で経営コンサルタントとして活動をしていくうえでの、一つのツールが出来上がりました。 
「創業プラザあいち」には、その他にも有益なものがあります。それは「あい創会」という、「創業プラザあいち」の卒業生で作られている交流会です。毎月一回の会合では、多くの先輩創業者と出会うことが出来ました。彼らとの交流も、独立のためのヒントになったのです。
 
■コンサルタントとして独立
そして、いよいよ経営コンサルタントとして事業を立ち上げました。2008年の1月です。お客さまはひとりもいません。独立の案内状やeメールで各方面に連絡します。メディアにはプレスリリースを送ります。一部の新聞はとりあげてくれましたが、それだけでお客さまが獲得できるほど甘くはありません。 
しかし、幸いに2月には地方の大手スポーツチェーンから、店長研修の仕事が入りました。お世話になっている先輩コンサルタントからの紹介でした。その次に来た仕事は、中部経済新聞への連載執筆です。私は独立する前からメルマガを週に一回発行していました。その内容を読んだ記者がオファーをしてくれたのです。自分のブランディングをするには絶好の機会ですので、喜んで30回の連載をしました。また、そのメルマガのお陰でスポーツ用品の業界紙も私のことを取り上げてくれました。今では、毎号、その業界紙に記事を執筆しています。スタートとしては、うまく行った方でしょう。
 
■独立後の活動と今後の展望
ですから、私が一番大事にしている営業ツールはメールマガジンです。発行以来、200号を超えました。タイトルは「がんばれスポーツショップ。業績向上100のツボ」(http://www.mag2.com/m/0000227106.html) です。内容はスポーツ店に関することだけです。このメルマガに接した北海道から沖縄にいたる全国の読者が私に連絡をしてきます。ほとんどが経営や起業の相談です。中には、直接会いに来られる方もいらっしゃいます。一番遠いところでは佐賀から来られました。自分でも、このメルマガの力は凄いと思っています。今後も出し続けていくつもりです。
 

その他、私は小売店へ出かけてコンサルティングをしています。県外へ出かけることも多く、岩手、東京、京都、鳥取、鹿児島へも行きました。また、セミナー講師として呼ばれることもあります。特に、昨年は東京で開催された「スポーツ用品業界サミット」のパネラー講師として話をしてきました。そのときのことが目に留まって、「商業界」でも執筆する機会をいただきました。
 

こうしてみると、私の仕事が順調のように思えますが、決してそんなことはありません。思い通りに行っていないことも多いです。実は、私は仕事を通じてスポーツ業界の優秀な人材を数多く輩出したい、と考えています。そのためには、多くのコンサルタントを抱える会社組織にするのが一つの目標です。これについては、まだまだ先が見えていません。 
そこで私は「スポーツ店経営塾」のような、人材育成機関を立ち上げようと考えています。夢の実現に向けて、まだやるべき事はたくさんあります。一つずつ課題をこなして行こうと思っています。
 
■「創業プラザあいち」の活用法
さて、最後に「創業プラザあいち」を有効に活用する方法をお伝えしたいと思います。私にとって、「創業プラザあいち」はとにかくエネ ルギーをもらう場所です。新事業コーディネーターの先生方も素晴らしい方が多く、適切なアドバイスをしていただけます。そのアドバイスは、常に前向きです。ですから、「創業プラザあいち」の入居者は誰もが前向きです。彼らのような前向きな人たちと出会い、話し合うことができることが「創業プラザあいち」の全てです。中には、メンバー同士で仕事のやりとりをすることもあります。それは、お互いが前向きだからです。「創業プラザあいち」の活用法は、そんなメンバーのエネルギーを感じることです。私は、そのために創業プラザあいちを訪れています。



「がんばれスポーツショップ業績向上100のツボ」 
http://www.mag2.com/m/0000227106.html
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