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  トップ > IT活用特集 > IT特集 記憶メディアとドライブの変遷と選択  データを何に保存するか
記憶メディアとドライブの変遷と選択 
データを何に保存するか
伊藤吉樹 記事更新日.08.07.01
藤吉PC工房
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〒486-0849 愛知県春日井市八田町6−18−2 レジデンス上八田305
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1. 記憶メディアとドライブの変遷
10年ひとむかしといいますが、パソコン業界における10年間はめまぐるしいものがあります。
10年前、データ記憶のための記憶メディアやドライブは、ファイルデータはフロッピーディスクに、音楽データはカセットテープやMDに、映像データはVHSのビデオテープにそれぞれ保存するのが一般的でした。
それが、わずか10年で磁気や光磁気のメディアは「レガシー(過去の遺物)」になり、激烈な主導権争いを経て、光ディスクなどのレーザー技術を使用した記憶媒体へと移行していきました。
次々と登場するデータ記憶用のアイテムを、どのように使い分ければよいのでしょうか?
今回は、そうした記憶メディアやドライブのことを考えてみたいと思います。
2.  レガシーになってしまったもの
「legacy」の語意は「遺産」「遺物」で、特に否定的な語感ではないのですが、パソコン用語として使用される場合は、「使われなくなった」という否定的な意味合いが強まります。
何が「レガシー」になり、「レガシー」は、使ってはいけないのでしょうか?
まずは、「レガシー」の取り扱いについて考えます。
2−1. フロッピーディスク(FD)
8インチから5インチ、そして現在の3.5インチへと小型化してきた、磁気ディスクであるフロッピーディスクは、1.44MBという記憶容量がネックになり、データ受け渡しのメディアとして、主役の座を追われました。
HiFDやSuperDiskなどのように、記憶容量を増やした規格も登場してはいますが、他の記憶メディアほど魅力がなく、普及しているとはいえません。
現在、家電店で新製品として販売しているパソコンには、ほとんど読み込みドライブがついておらず、「データはこれで」と、相手にフロッピーを渡しても、読み取れない場合が今後ますます増えるでしょう。
とはいえ、パソコン使用暦の長いユーザーの中には、FDが好きな方も根強くいらっしゃるので、それがために外付けのFDドライブを購入した話を耳にしたりもいたします。
また、いち早くFDドライブを外したのがMacマシンであったために、MacユーザーにFDでデータを渡すと、特に嫌がられます。
2−2. MO
FDで不足する記憶容量を補うためのメディアで、ZIPやJAZZなどとの競争を勝ち抜いたメディアでもある光磁気ディスクのMOも、最近は使われなくなってきています。
2.3GBなどの容量の大きいものもありますが、データ交換を想定して使用する場合は、互換性を優先して230MBを使うのが無難です。
MOを使用するユーザーはMacユーザーに多く、一般にWindowsユーザーがMOでデータを渡されても、開くことができないでしょう。
2−3. カセットテープ・MD
カセットテープやMDは、大型の家電量販店やホームセンターで販売はしていますが、パソコンでCD-Rに音楽データを移すことが容易になり、「iPod」などの携帯音楽プレーヤの急速な普及によって、需要が急速に減っています。
過去のアナログのデータをデジタルデータに変換をするのは、一般的なユーザーにとって容易な作業ではありません。
3.  CD
CDには、読み込み専用のCD-ROMと、書き込み専用のCD-R、書き込み書き出しが可能なCD-RWがありますが、データの受け渡しが想定される場合は、互換性を優先して書き込み専用のCD-Rで渡すのが得策です。CD-RWが便利なように思えますが、環境依存するため、相手がデータを開けない可能性があります。
Windows XP以降、OSの機能として、データの書き込みと、MediaPlayerによる音楽CDのコピーが簡単にできるるようになりました。
家電量販店やホームセンターで複数枚パック購入すると、1枚あたりの金額が30円前後と大変安価になるため、レンタルの経費を除けば、音楽CDが30円程度で自分のコレクションにできます。MP3プレイヤーの普及と合わせて、音楽業界に多大な影響を及ぼしています。
あるいは安価であるために、業務上のデータの受け渡しにも一般的に利用され、現状、最も相手の環境に左右されにくいデータ移動方法であるといえます。
4.  DVD
DVDにも、読み込み専用のDVD-ROMと、書き込み専用のDVD-R、書き込み書き出しが可能なDVD-RWがありますが、激しい規格争いから、他にもたくさんの種類が発生してしまいました。
Windows Vista以降、OSの機能として、DVDへのデータの書き込みができるようになりましたが、MediaPlayerによるDVD映画データのコピーはできません。しかし、「DVD Shrink」や「DVD Decrypter」などの海外からダウンロードする形態をとるアプリケーションを使用して、映画などの映像DVDをデータ保存することが可能です。個人鑑賞レベルであれば、音楽データの録音と同様に著作権的にも問題にはなりません。
家電量販店やホームセンターで複数枚パック購入すると、バーゲン品であれば1枚あたりの金額が50円程度であるため、レンタルの経費を除けば、映画などの映像DVDが50円程度で自分のコレクションにできます。
Windows XPより前のOSを搭載したパソコン側のドライブなどで、DVD読み込みの機能がないものもあるため、相手の環境を確認する必要がありますが、大容量データの業務上の受け渡しにも、DVD-Rの使用が一般的になってきました。
相手の環境との互換性が確認できない場合は、DVD-RWを含めた書き込み書き出しの規格を使用するのではなく、書き込み専用のDVD-Rを使用するのが無難でしょう。
5. Blu-ray Disc
HD-DVDとの次世代大容量メディアの規格争いに勝利したBlu-ray Discですが、2004年4月からBS/地デジ放送にコピーを1回だけしかできない規制を加えた「コピーワンス」という世界中で日本にしかない制限もあり、一般的には様子伺いの状態です。

コピーワンス
http://e-words.jp/w/E382B3E38394E383BCE383AFE383B3E382B9.html

パソコン用データ保存もおこなえる機器も発売はされていますが、パソコン用汎用データの保存用やデータ受け渡しのメディアとしての利用は、現状では少ないでしょう。
次世代の大容量メディアとして一般化されることも十分想定されますが、データ交換用のメディアとしての利用は時期尚早かと思われます。
6. USBフラッシュメモリ
パソコンのUSBポートに差すだけ使用できる気軽さと、CD-Rとは違い書き込み書き出しが可能で、値段も出始めの頃とは違い、4GBで3000円前後の商品もあるなど、お買い求めやすくなっています。
Windows 98や、Mac OS9などの古いOSで、自動ドライバ認識でデータを読み込めない場合もあるので注意が必要です。
また、メモリの取り外しは、必ず「ハードウェアの安全な取り外し」をおこなってからにして下さい。

メモリの取り外し
http://qa.beauty.stylife.co.jp/qa4035562.html
7. メモリカード
メモリーを内蔵した名刺サイズや切手サイズのカードをメモリカードと呼びますが、多用な種類がある中で、頭ひとつ抜け出したSDメモリーカードと、それ以外のメモリカードに分けてご案内します。
7−1. SDメモリーカード
東芝、松下電器産業、米サンディスクが共同で開発した、SDメモリーカードは、デジタルカメラなどの記憶メモリとして、ライバルのxDピクチャーカードやメモリースティックをおさえて、トップのシェアを持っています。
同じ系統で、携帯端末向けの「miniSD」「microSD」などの小型な規格も、携帯電話の多機能化に伴って急速に普及しています。
パソコン用の汎用データ移動用に活用しても、問題はありませんが、USBフラッシュメモリの方が安価であり、パソコン用の汎用データ移動用を目的に設計されているために使いやすいように私は考えます。
7−2. その他のメモリカード
xDピクチャーカード
http://e-words.jp/w/xDE38394E382AFE38381E383A3E383BCE382ABE383BCE38389.html

メモリースティック
http://e-words.jp/w/E383A1E383A2E383AAE383BCE382B9E38386E382A3E38383E382AF.html

富士フイルムとオリンパスのデジカメで使用されるxDピクチャーカードと、Sonyのデジカメで使用されるメモリースティックも、現在ではSDメモリカードの普及に押され、自社製品のデジカメでも、SDメモリカードを読み込める機能を準備するなどの対応を迫られています。

コンパクトフラッシュ
http://e-words.jp/w/E382B3E383B3E38391E382AFE38388E38395E383A9E38383E382B7E383A5.html

一眼レフデジカメでは、コンパクトフラッシュという、メモリカードとしては大きめのカードが使われるのが定番でしたが、最新機種の一眼レフデジカメでは、価格の安いものからSDカードに移行しつつあり、「プロはコンパクトフラッシュ」という図式も必要性も薄らいできています。 いずれのカードも、パソコン用の汎用データ移動用に活用しても、問題はありませんが、USBフラッシュメモリの方が安価であり、パソコン用の汎用データ移動用を目的に設計されているために使いやすいように私は考えます。
8. 外付けハードディスク
(http://e-words.jp/w/E5A496E4BB98E38191HDD.html)

ここ数年間で、外付けのハードディスクの容量が飛躍的に大きくなり、価格も驚くほど低下し、お買い求めやすくなっています。
1GB(ギガバイト)の上の単位である1TB(テラバイト)のハードディスクの値段が、3万円を切るという時代になり、それまでがいったいなんだったんだろうと感慨深く感じているのは私だけではないはずです。
映像データなどを扱う場合、1TBぐらいはすぐに埋まってしまうので、こうした状況は大歓迎です。
やはり、大切なのはバックアップ。ひとつのハードディスクに保存して安心するのは禁物で、もしものために、必ずデータはミラーリング(同じデータを別の場所に同様に保存すること)しておきましょう。

あらかじめネットワーク環境を想定して、データを共有利用する場合は、ネットワークハードディスクが便利ですが、値段が割り増しになるので、利用目的とお財布との相談になるかもしれません。
9. ポータブルハードディスク
(http://e-words.jp/w/E3839DE383BCE382BFE38396E383ABHDD.html)

ポータブル(持ち運び)型のハードディスクも同様に、大容量で安価になってきました。
有名メーカーの製品が、320GBで2万円3千円前後で販売されているのが、最近の状況です。
最近の製品は「耐衝撃」と明記して、落下などの衝撃に強いと宣伝しているものが多いのですが、HDはHDですから、やはり衝撃に強いものではなく、一瞬の不注意で、データが読めなくなってしまうことも想定し、あくまで移動目的の2次利用データとして使うのが無難です。
10. iPod
(http://e-words.jp/w/iPod.html)

私は、Apple社の携帯デジタル音楽プレーヤーiPod80GBを使用していますが、11GBを音楽用に使用し(2936曲)、60GBを外付けのHDとして、パソコンの汎用データを入れています。 このように、外付けHDとしても利用可能なディスク容量を持っている携帯デジタル音楽プレーヤーを販売しているのはAppleだけで、 現在、iPod classic 160GBが、4万3全円前後で販売されています。 これは外付けHDの価格としては、ちょっと割高なので、他のメーカーも「外付けHD兼用の携帯デジタル音楽プレーヤー」に参入して、競争によって価格が下がってくれることを個人的には期待しています。

7月11日に、ソフトバンクからiPodに携帯電話機能がついた「iPhone 3G」が発売されますが、 まさに情報家電の「黒船襲来」でしょうね。携帯電話を含めて、情報家電製品の様相が変わってくると思われます。
11. データの管理と受け渡し
相手にデータを渡す際に、最も重要なのは「思いやり」だと考えます。相手がどのメディアで渡されると喜ぶかということを、事前にリサーチしておくことがポイントになります。
もしくは「安全性」です。データを入れたメディアが、相手先の環境で読み込めなかった。それによって打ち合わせや作業が始められなかったという責任は、データを用意した側にあるといっていいでしょう。

重要なデータの受け渡しをする際、私は、可能な限り相手の環境を事前に確認し、その上で、少なくとも2つのメディアにデータを準備します。
さらに「セキュリティ」にも十分配慮してください。人間は失敗する生き物です。メディアの紛失も想定してデータを扱うのが当然な配慮です。個人情報が入ったUSBフラッシュメモリーを紛失してしまい、新聞沙汰になり、信頼関係を崩壊させる前に、パスワードの設定など、後で後悔をしないように、自分でできることはきちんとしておきましょう。
【参考サイト】
IT用語辞典 e-Words
http://e-words.jp/

ソニー株式会社
http://www.sony.jp/

株式会社バッファロー
http://buffalo.jp/

アップルジャパン株式会社
http://www.apple.com/jp/
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