4. Windows Defender(Windows Update)

4.3 各種設定

[オプション]画面で[Windows Defender]の機能の様々な設定を行うことができます。
先述の[自動スキャン]の設定の他に、スパイウェアやマルウェアを発見した際の処理の仕方、[リアルタイム保護]の対象の設定などを行うことができます。


(1)[既定の操作]
[既定の操作]は、スパイウェアやマルウェアを発見した時の処理について設定できます。
[リアルタイム保護]の機能によって、スパイウェアやマルウェアを発見すると警告レベルが設定され、ユーザーに通知されます。
発見されたスパイウェアやマルウェアの警告レベルごとに処理を設定できます。
初期設定ではどの警告レベルも[推奨の操作(定義ベース)]となっています。
[推奨の操作(定義ベース)]では、Microsoftのデータベースに従って[無視]、[削除]を行います。
他に選べる処理は[無視]と[削除]です。


警告レベルについてわからないことがある時は、リンク[Windows Defenderの警告レベルの説明を表示します。]を左クリックすると、ヘルプ画面が表示されますのでご参照ください。



(2)[リアルタイム保護のオプション]
[リアルタイム保護]とはスパイウェアやマルウェアがインストールまたは実行されそうになると、ユーザーに警告を通知する常駐保護機能です。
[リアルタイム保護のオプション]では、[リアルタイム保護]のオン/オフ、[Windows Defender]の常駐保護対象、ユーザーに通知する内容、[Windows Defender]のアイコンが通知領域に表示される条件が設定できます。



(3)その他のオプション
[オプション]画面には他に[詳細オプション]と[管理者オプション]があります。
[詳細オプション]はコンピュータをスキャンする際の追加オプションです。
[管理者オプション]は[Windows Defender]の使用許可に関する設定を行うことができます。
この設定は管理者権限を持っていないユーザーでも行えます。



(4)[Microsoft SpyNet]
[Microsoft SpyNet]はMicrosoftが提供しているスパイウェアの情報ネットワークで、[Windows Defender]を利用しているユーザーは任意で登録可能です。
[Microsoft SpyNet]には[基本メンバシップ]と[上級メンバシップ]の2種類のグレードが用意されています。
[基本メンバシップ]では、ユーザーのコンピュータで検出されたソフトの情報をMicrosoftへ送りますが、危険度の不明なソフトの情報は送りません。
[上級メンバシップ]では、ユーザーのコンピュータで検出されたソフトの情報と、危険度の不明なソフトの情報を送るため、新しいスパイウェア、マルウェアを発見する手助けができます。
しかし、[Microsoft SpyNet]に登録すると、意図せず個人情報がMicrosoftに送信される可能性があります。
[Microsoft SpyNet]登録時に表示される注意書きを読んだ上で、登録するかどうかご判断ください。

[Microsoft SpyNet]登録方法
<1>[ツール]を左クリックします。


<2>リンク[Microsoft SpyNet]を左クリックします。


<3>注意書きを読み、登録するグレードを選ぶ又は[登録しない]を選択し、[保存]ボタンを左クリックします。