#18

DXの取組による
新ビジネス創造

ITを通して地域貢献

株式会社 ブレインシティ

DX事例:ブレインシティ

デジタル化の背景・目的

 当社は、1990年に設立して以来、中部地区を中心にエンドユーザ様のシステム開発を行ってきました。提案、現状調査、要件定義、基本設計、システム開発、保守サービスと一貫して行うことができます。

 IT技術は日進月歩で進化していますが、そんな環境を積極的に取り入れて会社を発展させる必要があります。

 現在、会社の経営方針として、DXの取り組みを決定しており、現在までの取り組みを踏まえて、今後は、エンドユーザへDXの提案ができるようなIT技術を蓄積できる当社独自のシステム化を検討しています。

 まずは、自社の受注したシステム開発の見える化を行いながら、主要エンドユーザと連携して各種のデータの蓄積を行います。そして、今まで蓄積してきたAI技術の更なる向上を図り、様々なエンドユーザに新たな提案をするノウハウを習得していきます。

デジタル活用の概要

 DXの第一ステップとして、当社独自の「プロジェクト管理システム」を基本として、受注、オーダー発行、システム開発、システム試験、本稼働等すべてをIT化(見える化)するプロジェクト管理システムの導入を図っています。

システム開発

 複数のシステムエンジニアがそれぞれのサブシステム開発を担当しており、リーダーがどこまで進捗しているかを確認するため、毎日の作業状況を入力します。その結果、リーダーは、誰がどこまで進んでいるか、遅れているかが分かり、仕事の調整を簡単に行えます。
いくつかのシステム開発を経験すると、システム開発の作業時間などの情報が蓄積されます。

システム試験

 システム試験の各サブシステム毎の進捗が見える化できることで、リーダーは調整が図れます。また、いくつかのシステム試験結果の各種データが蓄積されています。

データ分析

 システム開発で蓄積できた情報をAIで分析することで、システム開発における相関関係が見えます。
蓄積できた情報をAI技術で解析することにより、新たなビジネスが展開できると考えています。

デジタル活用の概要
デジタル活用の効果

 基幹システム(プロジェクト管理システム)は導入途中であり、部分的な稼働に留まっているが、徐々にシステム開発の進捗などが見える化できて業務の流れが把握できる段階となってきました。

 今後は、プロジェクト管理システムの全社の稼働を実現して、関連する情報の蓄積を進めたいと考えています。この取り組みで、まずは、自社のシステム開発の業務改善活動を実現してDX認定申請を進める予定です。

 現状は部分的ではありますが、以下の効果が少しずつ出てきている状況にあります。

  1. システム開発の作業データによる見積り時との差異
    見積りを経験と感に頼っているが過去の事例による根拠のあるものとなります。
  2. システム開発やシステム試験の見える化
    各システム開発のデータ入力をリーダーがフォローすることで、各担当の入力はできています。その結果、進捗は見える化できる環境になってきました。
  3. システム開発の情報や、システム試験の情報
    情報の蓄積が不十分でまだAIによる分析が行える段階には達していません。

今後の課題・目標

 当社が生き残るためには、経営方針としてのDXの取り組みを、全社活動として全従業員に徹底し、この活動に参加してもらうような体制を構築することが重要です。DXの取り組みが1次的な活動で終わらせないために、経営者、管理職、従業員それぞれの立場で継続的に取組む必要があると感じています。

 DXを進めるうえで重要なAI技術などの蓄積があり、従来、社長が中心となって推進してきた体制から、全員参加し自らAI技術の向上を図る環境を目指したいと考えています。

 同時に、AIに関するシステムを当社の新たなビジネスにしたいとも考えています。

デジタル活用の効果

代表者からのメッセージ

代表者の写真

株式会社 ブレインシティ
代表取締役

市原 清志

 当社として、今後、成長していくためにはDXの取り組みは必須と考えています。DXの取り組みは始めたばかりではありますが、現在進めている当社基幹システムの早期完全運用を図ると同時に、DXを推進するためのIT人材の育成を図りたいと考えています。

企業情報

株式会社 ブレインシティ
会社の写真
本社所在地 愛知県豊橋市東松山町106
T E L 0532-52-5559
F A X 0532-52-5528
創業年月 1990年10月
資本金 1,000万円
従業員数 12名
H P https://braing.co.jp/braincity/
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