#05

デジタル活用で
新世代の顧客を創造

新しいコンセプト・デザインサイトでネットショップ開店

有限会社 萬扇

DX事例:有限会社 萬扇

デジタル化の背景・目的

  当社は、木製ソファや椅子の専門業者として発足し、最近は飲食チェーン向けの事業に注力し、店内の顧客用ソファや椅子の製造販売を行い、中部圏ではこの市場の多くの顧客を獲得している。

  飲食チェーン店やカラオケ店などは定期的に椅子の張り替え、修理、新品の入れ替えなどを計画的に行い、顧客満足度を高めることに努めている。

  当社は、「どのような人が、どのように使うのか、どんな雰囲気なのか?空間のことを理解したうえでのものづくり」をコンセプトにソファづくり創業以来この道10年以上の職人を3名ほど抱え、職人のこだわり「座り心地、使い勝手、細部のデティールまで」を以て製品と空間を結ぶ品質の高い商品、様々なニーズに応える商品の提供を行っています。

  チェーン店のテーブルや椅子の購買は、店舗デザインを担当する工務店の施工担当者や内装デザイナーなどが決定権を持っており、当社社長の強力な人脈を活かした営業力と経験の深い職人力を武器に、施工担当者や内装デザイナーとの対面を基本に面談を行い、業界での基盤を構築し、当中部地区では大きな市場占有率を占める地位を築くことができた。

  コロナ禍で得意な対面営業ができない環境となり、非対面による打合せと受注ができる体制を至急整備しなければならない状況となった。

デジタル活用の概要

 ECサイトの企画・コンセプトの概要は次図で表します。ECサイトとしての基本機能の仕様検討とECサイトの告知

  1. 主要商品のショールームとなるページの構築
  2. 主要商品の注文ページ、基本構造・仕様のページ
  3. 商品の各部分の寸法の選択ページ
  4. 商品のシート材、色による指定ページ
  5. 顧客の選定した仕様による見積表示ページ
  6. 選択された仕様と表示された見積についてTV会議で会話ができ、仕様・見積・納期の打合せができるページ
  7. 見積を確認した顧客が注文を確定するページ
  8. 確定した注文のクレジット決済ページ
  9. FaceBook,Instagram,YouTubeなどSNSを活用して構築したECサイトを告知し、顧客にECサイトの利用を促す
  10. ECサイトの活用で引き合いから受注確定・決済までの業務プロセスを改革し業務効率化を推進する
デジタル活用の概要
デジタル活用の効果

 ECサイトの構築により非対面での営業活動ができ、確実に受注を獲得できるとともに、いままで進出できなかった新たな市場(関東圏や関西圏および全国規模の市場)を獲得できた。

 施工担当者や内装デザイナーの世代交代の時期となり、ネットを駆使する世代交代の購買活動に対応することができた。

 打合せのための移動時間や経費が大幅に削減され、引き合いから受注・決済までの業務プロセスが改善され、業務が効率化、社員の生産性が大幅に向上した。

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デジタル活用の効果 デジタル活用の効果

今後の課題・目標

 IT活用は今後も急激に進化します。中小企業であってもこうした急激な変化についていかなければ生き残れないと思います。

 いままで最高の強みであった営業力をこうしたIT活用をさらに進め、これからの時代に合った営業力を高めます。

 VRやメタバースなど最先端の技術を駆使したデジタル営業力の強化を目指します。

 また、お客様の細かなニーズをデジタルデータとして蓄積して分析し、おひとりひとりの心にしみる対応をデジタルデータで活用したカスタマーサービスの仕組みを構築していきます。

今後の課題・目標

代表者からのメッセージ

代表者の写真

有限会社 萬扇
代表取締役

川瀬浩鋭

 昨今のデジタル化やAIといった時代に私たちが行っている仕事がどのように対応していくのが課題でした。

 IT活用により、中部圏だけではなく関東や関西方面にも仕事の販路が増え、尚且つ、業者様方々も関東や関西にパワーチームができ仕事の効率化も図れるようになりました。

企業情報

有限会社 萬扇
会社の写真
本社所在地 名古屋市中川区太平通6丁目2番
T E L 052-353-4018
F A X 052-353-4065
創業年月 1973年8月
資本金 300万円
売上金 1億8千万円
従業員数 7名
H P https://www.mansen-sofa.co.jp/
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