バックアップ
外部記憶装置、たとえばフロッピーディスクやCD-ROMなどへデータを単純にコピーすることもバックアップになりますし、専用のバックアップソフトを利用してシステムやデータをバックアップファイルとして保存することもバックアップになります。
それぞれのメリットデメリットは以下になります。
注)ここでいう単純コピーとはクライアントまたはサーバのデータを単純に外部記憶装置にコピーをしてバックアップする方法になります。
バックアップ方法 |
メリット |
デメリット |
単純コピー |
・ユーザーの都合に合わせ易い
・システムデータ以外のデータを戻すとき(リストア)が楽である |
・システム部分コピーしても単純に戻すことはできない(リストア不可)
・大容量のデータをバックアップする場合に時間がかかる
・何時バックアップしたデータかわかりにくい
ユーザーが手動で行っている場合は定期タスクにされにくくバックアップ漏れが発生する可能性がある
上書きコピーの場合は前の前に取ったバックアップデータからリストアできない |
専用ソフト利用 |
・定期タスクとしてスケジュールを組むことが可能
・システム、データともリストア可能なバックアップデータとして保存可能
大容量のデータをバックアップすることが可能
いつ保存したバックアップデータなのかが判りやすい
フルバックアップ、差分バックアップなどの機能を利用して数日前からのデータでもリストアが可能
たくさんのバックアップ対象がある場合一元管理をすることができる |
専用ソフトが無いとリストアができない。
リストア手順が複雑である |
・バックアップメディア
バックアップデータを保存する先として代表的なメディアは以下になります。
メディア名 |
特徴 |
ハードディスク |
NASやSANなどのネットワークストレージ技術とRAID技術の発達により、固定ディスクであるハードディスクもバックアップメディアとして使われる機会が増えつつある。具体的には、NAS製品に自動バックアップソフトを無償添付する動きや、Windows Storage Server 2003の普及などにより、磁気テープにバックアップを取る前の1次バックアップ用途としてハードディスクが注目されていて、特に50万円未満のエントリーモデル(300GB〜数TB)が数多く出荷されている。一方、SANを使ったバックアップの場合、バックアップデータはSAN上を流れることになるのでLANに大きな負荷がかからなくなる。 |
光ディスク |
CDから始まった光ディスクは、DVD、ブルーレイディスク、HD DVDと進化を続けている。ブルーレイディスクの記録容量(片面1層)は最大27 GB、データ転送速度は36 Mbpsで、すでに50GB (片面2層)タイプのメディアも販売されている。また、HD DVD-Rewritable(記録用、書き換え可)の記録容量は片面1層で20GB、両面1層で40GB、データ転送速度は3655Mbpsだ。光ディスクは非接触で記録再生できるので長寿命が期待できる。 |
光磁気ディスク |
MO(Magneto-Optical disk)はフロッピーディスクと同じ大きさのリムーバブルディスク(ただし厚さは6mm)で、現在、23GBタイプまで製品化が進んでいる。光ディスクよりも低温で記録を行うことからメディアに対するダメージが小さく、1000万回という繰り返し記録再生が可能で、その寿命も50年〜70年といわれている |
磁気テープ |
50年以上の歴史をもつ磁気テープ(以下、単にテープと呼ぶ)は、1990年代から2004年までの間に1カートリッジあたりのネイティブ容量が1GBから400GBにまで増加し、2006年には800GB〜1TBの製品も実用化される予定だ。テープの最新ロードマップについては後述するが、テープメディアメーカー各社が取り組んでいるのはナノメータークラスの技術である。テープ上の磁性層は薄くするほど深層の磁界の影響を受けないために、記録する信号特性がよくなる性質を持っている。従って、今後も大容量化がさらに進むと見られている。 |
磁気テープの種類などは以下を参考にしてください
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フォーマット |
記録容量(標準時/圧縮時) |
媒体概観 |
特徴 |
AIT |
AIT-1 |
25GB/50GB |

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Advanced Intellgent Tape
8mm巾のメタル蒸着テープ。
2リール形状
メタルテープでヘッドを汚さない超寿命テープ。メタルチップ内臓でデータ管理をサポート。
普及率小 |
AIT-2 |
50GB/100GB |
AIT-3 |
100GB/200GB |
DAT |
DDS |
2GB/4GB |

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DDS規格の1/4インチ巾テープ。
スタンドアロン、小規模のバックアップ向き。
2リール形状 |
DDS-2 |
4GB/8GB |
DDS-3 |
12GB/24GB |
DDS-4 |
20GB/40GB |
DDS-5 |
36GB/72GB |
DLT |
TapeV |
10GB/20GB |

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Digital Liner Tape
1/2インチ巾のコンピュータ専用バックアップテープ。
保存期間30年間。1リール形状。
大容量。ライブラリと組み合わせることにより中規模から大規模までバックアップを可能にする。
普及度大 |
TapeVXT |
15GB/30GB |
TapeW |
40GB/80GB |
SuperDLT1 |
110GB/220GB |
LTO |
Ultrium-1 |
100GB/200GB |

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Liner Tape Open
IBM,HP,Segateの3社共同開発により標準化されたオープン規格 |
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Ultrium-2 |
200GB/400GB |
オペレーションシステム標準機能によるバックアップ
オペレーションシステムの標準機能にバックアップ機能が付属しています。
Windows XP Professional の場合は Windows バックアップユーティリティーというメニューがそれにあたります。
Windows XP Professional の Windows バックアップユーティリティーを使ったバックアップ方法の手順は以下になります。  (1) スタートボタンをクリックし「すべてのプログラム」 - 「アクセサリ」 - 「システムツール」 - 「バックアップ」を選択します。

(2) 「バックアップまたは復元ウィザードの開始」ウィンドウが開きます。「次へ」ボタンをクリックします。
(3) 「バックアップまたは復元」ウィンドウが開きます。「ファイルと設定のバックアップを作成する」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
(4) 「バックアップを作成する項目」ウィンドウが開きます。「項目を指定する」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。
(5) 「バックアップを作成する項目」ウィンドウが開きます。目的のフォルダ、ファイルを選択して「次へ」ボタンをクリックします。
(6) 「バックアップの種類、バックアップ先と名前」ウィンドウが表示されます。「参照」ボタンをクリックして、保存先を選択します。次にバックアップの名前を入力します。バックアップ内容がわかる名前をつけるといいでしょう。最後に「次へ」ボタンをクリックします。
(7) 「バックアップまたは復元ウィザードの完了」ウィンドウが表示されます。「完了」ボタンをクリックします。
Windows Server 2003 のバックアップユーティリティーを使った
バックアップ方法の手順は以下になります。
(1) スタートボタンをクリックし「すべてのプログラム」 - 「アクセサリ」 - 「システムツール」 - 「バックアップ」を選択します。
(2) 「バックアップまたは復元ウィザードの開始」ウィンドウが開きます。「次へ」ボタンをクリックします。
 (3) 「バックアップを作成する項目」ウィンドウが開きます。「項目を指定する」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。
(4) 「バックアップを作成する項目」ウィンドウが開きます。目的のフォルダ、ファイルを選択して「次へ」ボタンをクリックします。
(5) 「バックアップの種類、バックアップ先と名前」ウィンドウが表示されます。「参照」ボタンをクリックして、保存先を選択します。次にバックアップの名前を入力します。バックアップ内容がわかる名前をつけるといいでしょう。最後に「次へ」ボタンをクリックします。
(6) 「バックアップまたは復元ウィザードの完了」ウィンドウが表示されます。「完了」ボタンをクリックします。
商用バックアップソフト
専用のバックアップソフトも有償で販売されています。
商用バックアップは「管理性」を重視した場合に利用したほうがよいソフトになります。
主なポイントとしては
・複数のOS (WindowsやSolaris、Linuxなど)が存在する環境でのバックアップをサポートしているか?
・上記に加え、複数のサーバを一元管理できるか?
・ネットワーク経由のバックアップをサポートしているか?
・複数のバックアップ・ジョブをサポートしているか?またそれらは何ジョブまで可能 か?
その他の選択理由としては
・多くのストレージに対応しているか?
・データベース(OracleやDB2、SQLServer )のバックアップは可能か?
・オープンファイル(ビジー状態のファイル)のバックアップはサポートしているか?
主な商用バックアップソフトは以下のURLを参考にしてください
・Symantec(Veritas) Backupexec
・BrightStor ARCserve Backup r11.5 for Windows
大容量のバックアップをする場合
最近では各企業の取り扱う電子データが多くなってきたことから大容量向けのバックアップメディアも一昔前に比べ一般的になってきました。
大容量バックアップ向けテープ装置
オートローダー、ライブラリ
オートローダ/ライブラリは、1つまたは複数のテープ装置と、カー
トリッジに装備されたテープを自動的にテープ装置に出し入れするロボットが一体型になったもので、対応したバックアップソフトウェアと組み合わせる事により、メディアローティションを完全自動化することが可能です。
大容量バックアップ向けストレージサーバ
・NASNetwork Attached Storage
もともとはファイルサーバ専用機ですがネットワーク越しに大容量のデータを保存できることからバックアップメディアとしての利用も増えてきました。構成としてはNASサーバだけでバックアップデータを保存している場合もありますがNASサーバに保存したバックアップデータを改めてテープ装置(上記のようなライブラリやオートローダに)バックアップするなどの構成もあります。
・SANStorage Area Network
専用のネットワークを組むタイプの大容量データ専門保存先サーバです。
SANの場合保存されているデータのスナップショットデータを保存する機能が標準で付属しているためスナップショットデータをバックアップデータとしてテープなどに保存する構成が一般的になります。
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