そもそもネットワークってなに?
●ネットワークの定義と考え方
IT業界でいうところのネットワークとは、一言で表現すると複数のPC同士を接続する方法の事を差します。 接続する方法については様々あり、有線、無線、インターネット、イントラネット等があります。
と、いってもピンとこない方も多いかもしれません。
皆さんが普段何気なく利用しているインターネットや、電子メールの送受信、共有ファイルの参照等は全て、
ネットワークが基盤にあり、これ無しでは成り立たないのです。
ネットワークが無ければ、個々のコンピュータや機器は孤立したものでしかありません。
●ネットワークの働き
ネットワークが確立していない環境では、 PCからインターネットを利用できない。
コンピュータのデータ(Word等)をプリンタで印刷しようとしても、印刷されない。
共有フォルダを使用することができない。
といった事態に陥ってしまいます。
現在のPCの便利さの陰には、このネットワークの働きは無くてはならないものなのです。
もちろん、ただケーブルで機器同士が物理的に接続できていればネットワークが確立するのかと言われれば、そうではありません。
ネットワークの通信には通信規約が定められており、こういった通信規約をプロトコルと呼びます。
プロトコルの代表的なものにTCP/IPが挙げられます。
●通信規約とTCP/IP
TCP/IPはネットワークの話をする上で無くてはならない重要なプロトコルです。
異なった作りの機器同士をネットワークで繋げようとしたとき、これらの機器は正常に通信できなければなりません。TCP/IPでは、TCP部分でデータ転送時の通信が整合性を取れているかを監視し、
IPの部分でデータの転送先の経路を確保するという働きを担っています。
いかがでしょうか?ネットワークのイメージはつかめましたか?
ネットワークの世界はとても奥が深いです。ここでは深い部分までのご説明は割愛させて頂きます。
ネットワーク技術に携わっている方なら話は別ですが、全く関係の無い方にはほとんど縁が無い話であると思います。
もっと深い部分まで知りたいという方は以下のサイトをご紹介します。
@IT ネットワーク用語辞典: http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/keyword/
ネットワーク用語に関する、多くの情報が載っております。 専門用についても網羅しているので、とても便利です。
ここでは、ネットワークとは個々の機器を接続して利用可能にする仕組みであり、
その通信には通信規約(プロトコル)が存在すること。
通信規約(プロトコル)の代表的なものにTCP/IPがあるということを覚えておいてください。